西暦2001年5月も日常は続きます。
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続編の価値とその評価
下で書いてる「借りてきた4本」の中に、「ブルースブラザーズ2000」が入っていました。
かの有名なブルースブラザーズの続編。
ちなみに初代はもうメッチャ好きでして、我が家にVHSビデオデッキが導入された1980年中ごろにテレビ放映され録画したものを、何十回も擦り切れるくらい見ました。
当然日本語版になっちゃいますが、TOMさんとかの、ホレ、なんとかいう人たちが声を当てていたのがしっくり来てたので問題なし。
ちょこちょこカットされてる部分の存在を知ったのは、1990年代に入ってからになりましたが。
「どうりでネェ、あのファシストの親父が追っかけてくるわけヤネ」なんて。
そんな感じで大好きでたまらなかった映画の続編である「BB2000」。
「そりゃやっぱり見なきゃでしょ!」と封切り当初にご覧になった方も多いとは思われますが、私は行けませんでした。
怖かったんです。
だって、だいたいヒット作のパート2ものってひどいのが多いじゃないですか。
ランボー2とかロッキー2とかアイアンイーグル2とか2010年とかダイハード2とか死霊のハラワタ2とかですね。
まぁ、エイリアン2なんて秀作もありますが、えてしてパート2は面白くないのが多い認識なんです。
初代を愛しすぎたため、2代目を愛するのが怖いわけですね。
ゴウゴウと燃えるシャンゼリゼ大通で「最初の愛は偽者だったの!?答えてオスカル!」と叫ぶマリーのよう。
なんともロマンチックが止まらない。
しかし映画好きな友達から、「いや、結構おもしろいって。前作見てたら結構イケルって」と強く薦められまして。
しかも、この日はどうも引きが悪く、手に取るビデオがことごとくつまんなそうなやつばっかり。
地獄のスクワッドとか(笑)
そんなときに目に入ってきたブルースブラザース2000。
4本借りる使命もあったので借りることになりました。
最初は「あの子役がなー。だいたいホームアローンとか子供が出る映画って好かんのよねぇ。ジョンベルーシは死んじゃったし・・・」とちょいと斜に構えて見てたんですが、これがまた面白いじゃないですか。
明らかに前作を意識したネタの数々。
延々終わらないパトカーのクラッシュシーンなんか「まだおわんないよ、ママー」と涙チョチョギレました。
神の啓示を受けるところも、さらにパワーアップ。
いつもより余計に光ってらっしゃいました。
またゲスト陣の豪華なこと。
普通に出演交渉したらキミたちいくら持っていくのかね?って感じ。
いやー、面白かった。
こんなことなら早く見とけば良かった。
あの子役以外は絶品でした。
個人的に。
2001/05/30
出血大サービス
Mハヤというビデオ屋さんで借りるビデオを吟味しているとき、とあるチラシが壁に貼ってあるのが目に入りました。
「旧作4本で1000円」
通常、旧作は7泊8日で350円なんで、4本借りればまるまる1本分お徳になる勘定です。
3本イッペンに借りることが多かった私にとっては朗報です。
1本当たり250円で見られるなら、貧乏な私でも頻繁に借りちゃおうかななんて欲が出てしまいます。
しかし、そのサービス形態に思い当たる節がありました。
つぶれたビデオ屋さんがつぶれるちょい前にやってたサービスとおんなじなんです。
そこは、24時間営業でして、なんと自動販売機式(一部)。
深夜1時過ぎくらいには、とあるコーナーにだけ男性陣が集まってたりして微笑ましいこと限りなし。
私もお世話になりました。
その店は、いつ行っても客は少ないし、4本借りると1本分のただ券がもらえてたんで良く行ってたんですが、気がついたら無くなってたと言うわけです。
「4本で1000円」というレンタル価格破壊は、やもすると店舗破壊につながってしまいます。
鬼門でしょうか。
Mハヤには気をつけて商売して欲しいと思う今日このごろ。
ライバル店であるBストはそんな店舗の危機といった匂いはしないのですが、Mハヤからはぷんぷんする。
行くたびに「あ、まだやってた」とホッとする始末。
せっかくだいたいのビデオの配置を覚えたのに、それを無駄にさせられたら困るっちゅうもんです。
特売にだけ群がってるようじゃ、応援してるぜ!とは言えませんがね。
気持ちだけ汲んどいてください。>Mハヤ関係各位
2001/05/29
ブーム
小泉です。
今まで日本でもっとも有名な小泉と言えば、小泉八雲でした。
耳なしホウイチで有名。
次は小泉今日子でしょうか。
「あーあーみんなライバルさー」という歌を歌っていた人。
しかし、21世紀に入り、ライバルのいない今、今世紀最強小泉伝説を欲しいままにしているのが、そう、小泉首相閣下であらせられます。
国会議事堂見学にバカップルがデートできてみたり、首相のポスター(議事堂のお土産であるらしい)がすごい売れ行きで増版になったりと、そのフィーバーっぷりは尋常じゃないです。
最近まで「今の首相はだれですか?」と街頭インタビューで聞かれたら「うーん、伊藤博文」と笑えないジョークでかわさないといけないほど存在感のなかった日本のトップ(先代はバカチンだったので却下)ですが、今回はすごい。
国民の支持率は9割以上。
石を投げれば当たりますよ。
「改革、改革」とすべてを否定から入るその首相の姿勢に、みんなユートピアを期待してるんでしょう。
支持者の大半は「改革に失敗して船が沈むときは、みんないっしょに溺れ死ぬ」ということはあまり考えてないようですけど。
納得の良く進め方をされてコケタ政治であれば、国民も納得しますし。
いいんじゃなーい!小泉政権イェイ!って感じがします。
古い官僚を切り刻んでネギトロ丼にでもしてください。
そんな熱狂っぷりを見ていると、私は数年前のサッカーブームを思い出します。
深夜、アホみたいに集まって街頭テレビの中継に、バカ面さらして一喜一憂していたアレです。
3年前くらいになるんですかね?
そのころ、私、関東のほうにおりまして、会社近所の居酒屋に行ったときのことです。
ちょうど、日本代表がワールドカップ出場権をかけて韓国と試合をしてる日だったようでした。
サッカーって、「テレビで試合を見ていて、途中でオシッコしに席をはずして戻ってきたらハイライトシーンは終了していた」というイメージが強く、キャプテ○翼でやってたほどすさまじい技は実際は炸裂しないので、あまり見てなかったんです。
そんな私ですから、その居酒屋のテレビでやってる試合が韓国戦だなんて知ってるわけないじゃないですか。
「なんかみんな居酒屋のテレビ見て騒いでるなぁ。あ、サッカーやってんの。いま流行ってるからねぇ。」という認識しかないわけです。
そこで、「今なんの試合やってんの?」と聞いてみました。
すると、「そんなことも知らないの?この非国民!」と怒られました。
テレビを見つつ解説もどきのことをなんやかんや言ってるバカそうな女とかを眺めながら
「わたしサッカー大好きの大ファンよ!」とか言ってるんだろうけど、いったいいつからのファンなのよ?
どうせJリーグでみんなワイワイ言い出してからなんじゃねえのか?
そんでちょっとサッカー人気が下火になってきたらまた次の流行りに乗っかるんだろ?
そんなにわかファンに非国民と言われる筋合いはねぇ!
とイラダツことしきり。
せっかくの酒が不味くなってしまいました。
あのころ熱狂してサッカー見ていた人の何割が生き残ってるんでしょうか。
結構少ないんじゃないですかね。
小泉政権も長くなってくるとフ急造のァンが離れていってしまいます。
日本の政治を一刀両断するなら今だ!と思います。
思いきって大統領制にでもして欲しいもんです。
そうすれば先代のようなミスチョイスは避けられますからね。
2001/05/26
一生の不覚
私の前歯はサシバなんですが、そのサシバは小学校時代から使用しています。
サシバユーザーになったのは、小学校5年のときだったと思います。
当時は小学校闘争全盛時代ですから、我々は毎日闘争に明け暮れていました。
鉄パイプを握り締め、火炎瓶や改造銃を作成し、街頭ではシュプレヒコールを張り上げ、廊下にはバリケードをつくり、毎日図書館では革命戦士の文献を研究し、逮捕された革命仲間を救出するべく校長室爆破予告をだしてみたり。
そのころ対立するニラメシア共通主義同盟団体「ラフレシアの炎」と血で血を洗う抗争を繰り返しているさなか、危機に陥ったわれらが党首であるボンボヤージ・佐々木(キューバからの帰国子女)を助けるために敵本陣へ突貫したときに、手練の狙撃兵130人からの十字砲火を受けてしまって前歯を損傷したわけです。
太字のところは全部嘘です。
ホントは、小学校の放課後に公園でボール遊びをしていたんですね。
地元では「お正月」という遊びでして、ルールはなんかオニが壁にボールを投げて、跳ね返ってくる間に他の人はダッシュで逃げて、オニがボールをキャッチしたら「ストップ!」と叫んで他の人の動きを止め、何歩以内にタッチする、みたいな感じですか。
正直ルールはあんまり覚えてません。
とにかく、オニがボールをキャッチしたら止まる、というルールだったんです。
しかし、そのときはオニが壁から跳ね返ってきたボールをキャッチし損ねました。
これはさらに遠くへ逃げるチャンスなわけでして、みんな我先に危機として逃げ出し始めました。
遊んでいたのは公園ですから、当然鉄棒なんかがあるわけです。
幸か不幸か、私の逃げる方向には鉄棒がありました。
当時から背の高かった私が「ワー!」と満面の笑みで前歯を露出させてダッシュしたところ、ちょうど前歯に鉄棒がクリティカルヒット。
ドラクエなら快心の一撃!と言われるところです。
ダメージは5,890,800ポイントほどと想像します。
「!!!」と声にならない叫びをあげてうずくまる私。
心配して集まってくる仲間が目にしたのは、前歯が2本とも半分になってしまった私の口元でした。
私の手には、ぶち折れてしまった歯の破片が。
私はその歯の破片を凝視しつつ、以下のようなことを考えました。
・どう見ても、これは俺の前歯の破片だ。
・良心的に解釈しても奥歯では決してない。
・破片がこのサイズなら、俺の口に残存する前歯のサイズは、もはや歯抜け状態のはず。
・どう考えても永久歯といわれる前歯だった。
・A級歯でなくて永久歯と言うからには、生え変わる可能性はゼロである。
・ということは、私は一生前歯のない人でいることになる。
・いずれサラリーマンになって、会社で「ニヤっ」と笑った日にゃ、大人なんだけど歯抜けの俺が居る。
・その姿を見た美人OLやクライアントは、思わずその変な顔に苦笑いしてしまうが「おっと失礼」なんて感じでゴホンと咳払い。
・そこにいる私ってば、えらくカッコ悪いじゃないかぁぁァァァアアアア!
最後の部分に思考が達したとき、本気で泣きました。
周りの人は「こいつ痛くて泣いてるよ!」と思ったでしょうが、チッチッチ。
甘いな諸君。
「カッコ悪い歯抜け人間になる将来」が確約された運命の重みに泣けたのだ!
分かるか!?
一生前歯のない俺の苦悩が!
死ぬまで前歯がないという十字架の重みが!
てめぇら小学生に俺の苦しみが分かるもんかぁぁぁぁウワーン。
と、小学生である私は泣き伏した次第であります。
数日後、あっさり立派なサシバが装着され、事無きを得ました。
正確には歯抜けではあるが、事実上歯抜けでないというこの安堵感。
これは前歯の危機でどん底まで落ちていったことがないと分からないものです。
経験しないに越したことはないですがね。
前歯は大切に。
2001/05/24
伝説と探求
私の住む街の近くに、三日月山と立花山という連峰があります。
といっても丘のようなもんですが、子供のころはよく登ってました。
初日の出を拝むぜ!と言っては登り、中学校の遠足だ!と登り、自転車で頂上まで行けるのか?と言って登れなかったり。
そんなF市の東方面の住民がこよなく愛する(と思われる)三日月山と立花山ですが、その昔、立花山の頂には立花城があり、なんかの戦で焼失してしまったそうです。
そんな合戦跡地には、だいたいなんかコワイ話があるじゃないですか。
ご多分に漏れず、ちゃんと伝説はありました。
「深夜三日月山に登って立花山のほうを見ると、ぼんやり立花城が見えた。それを確認しに立花山のほうへ登ってみるとなにもないのだが、その帰り道に落武者の霊に出会った。」と言うもの。
また誰かの創作かよーと話は終わるところだったんですが、当時我々は血気盛んな中学生でした。
「ツルコウのオールナイトニッポン」の「この歌はこんな風に聞こえる! ♪オメポンオメチャーオメクー・・・」を聞いていたころですか。
「夜中にみんなで出歩いてみてー!」というちょっと大人に近づいてみたいなぁ欲求や、「なんか探検してみてー!」というまだまだ子供ね、出直しなさいと言われそうな欲求が錯綜し、「よっしゃ、いっちょ見に言ってみようぜ」ということになりました。
当然「おれコワイからいやだ」と言える環境ではなく、「よし!じゃぁ9時に校門前集合!」と国会も見習って欲しいほどあっさり決まってしましました。
さて、実際に集まったのは良いものの、懐中電灯持ってきたは私だけ。
しかも、学研の科学と学習についてきたと思われる付録で工作したしょぼいもの。
「まぁ1個ありゃなんとかならァ」とそのまま探検は決行されました。
月は明るかったんですが、やはり山道に入ると決行暗い。
方々で「うお!」とつまづいてる声が聞こえます。
また、林を通りぬける風が吹くとなかなか気色悪い音を立ててくれちゃったりして、神経磨り減りました。
みんな気弱になってきていたようで、「でも本当にお城が見えたらどうする?マジでやばいぜ」なんて話題で持ちきりになりました。
そんな期待と不安が入り混じりつつ、数十分後には三日月山登頂成功。
我先に立花山のほうを振り返ると、何も見えませんでした(笑)
「まぁ当たり前だけどな!わはははは!」と不安がぬぐわれてミョーにハイな状態に陥ってしまった我々は、頂上でしばらく談笑してました。
「さて、そろそろ帰ろうぜ」と懐中電灯のスイッチを入れたとたん、パッと異様に明るくなり、そのまま二度と点灯しなくなりました。
どうも豆電球が切れてしまった模様です。
しかし、「立花城の幽霊は見えなかった」ので「落武者の幽霊も見えることはない」という結論に達した我々は、明かりなしで下山を決行した次第であります。
夜目にも慣れて、それなりに快調に下っていると、突然先頭のやつが立ち止まりました。
「どうした?」と聞くと、「なんか人が居るみたい・・・」との答え。
その言葉に一瞬で凍りつく中学生一同。
他のみんなはどうか知りませんが、私は「落ち武者が立花山から降りて来たんだ」と確信してしまいました。
目を細めて良く見ると、確かに人影がゆっくり登ってくるのが遠くに見えます。
足音も聞こえる。
「やべぇ!やべぇ!幽霊って石ぶつけても当たるの?棒でたたいたらどうなるの?それより念仏のほうが効くの?あー、こういうときはナンマイダでいいと?十字架なら棒でできそうだけど、どうなの?」なんてことが0.3秒以内に前頭葉を駆け巡りました。
ほとんどのみんなが涙目になっていたことと思います。
しかし、あるやつが「あら?なんか犬連れてない?」とのたまう。
「え?あ、あ、ホントだ・・・じゃ、じゃぁ、あの人、散歩の人?なーんだぁー!」と、万事解決です。
でもやっぱりコワイので、「こんばんわー!」と声をかけながら小走りですれ違いました。
そんな夜遅くに、山の中で10人くらいの人間が小走りで走り去っていく様を見たその散歩の人は、さぞビックリしたことでしょう。
この場を借りて、お詫び申し上げます。
その人はココ、絶対見ないと思うけど。
2001/05/23
噂の真相
小学生のころ、「世界の七不思議の秘密」みたいな秘密シリーズ本が学級文庫にありました。
ネス湖のネッシー、エベレストの雪男、深海のマッコウクジラVS大王イカ、セントエルモの火なんかの解説がキリキリ書いてある本です。
真偽の程は「水木シゲルの妖怪大辞典」程度のものかと思われますが、幼い私はその本のリアルなイラストやホントか嘘か分からない証拠写真に心を奪われたものです。
その中に、「世界最大の津波」というコーナーがあったように記憶しています。
そこに書いてあったのは「世界最大の津波の高さは3000メートルであった」というものでした。
子供心にその3000メートルの津波というのはかなりの衝撃がありましたね。
だって、富士山の高さがミナナム山と覚えてるように3776メートル(当時)ですから、イメージで言うと富士山サイズの水の塊がガバーっと押し寄せる寸法です。
近所の高いところに避難しようが、家のカギをしめようが、雨戸を厳重に閉じようが、走って逃げようがすべて意味のないことです。
もちろん息を止めてみてもなんの解決にもなりません。
「これは大変なことだ・・・」と有史以前か以後かも覚えてませんけど、被害に遭ったであろう方々の悲運を嘆かざるに入られませんでした。
半ズボンを履いて被害者の冥福を祈るガキも気色悪いものがありますけど。
一応、その理屈として、北欧のフィヨルド地形の湾の出口のところで噴火か地震かで大きな山がザバっと海に落ちて、だんだん細くなる湾の形に応じて波高は高くなり、最終的に必殺の3000メートルに至った、と至極真っ当な解説があったんで、私はその記述を真実と受け止めてはばかりませんでした。
そして時は流れ、私も仲の良い議論ずきの人々と酒を酌み交わし、不毛な議論を酒の席で戦わせる年になりました。
そんなとき、「そういえば、世界最大の津波って3000メートル級だったらしいぜ」なんてネタを振ったところ、「おまえ、バカじゃないのか?あるわけないじゃん、そんなの。理系出身なら数字で証明してみやがれ」なんて言われる始末。
なんとか証明してみようかなという野望が一瞬脳をよぎりましたが、アルコホールにひたひたに浸っている脳細胞がその野望を断固拒否したため、「いやーそんなの無理無理。わははは」と悲しくも逃げをうってしまいました。
そのことが気になっていたのをなぜか麒麟淡麗生のラベルを眺めていて急遽思い出し、ネットで調べてみることにしました。
検索キーワードは「世界最大 津波 波高」あたりで。
ちなみにGoogleという検索エンジンを私は愛用しております。
早いので。
すると出てきたののなかで一番グレートそうなのが、恐竜を滅ぼしたかもしれない隕石の落下に起因する津波。
ちなみにユカタン半島の地下に眠るその痕跡であるクレーターの直径は、なんと170kmから300kmととんでもなくグレート。
チクスルブ・クレーターっていうらしいです。
そして、そのページの最後に細かいでデータが載っていましたので引用。
地震エネルギー | 津波 | 爆風 | 飛散物質 |
阪神大震災の3千万〜10億倍 | 波高1,000m | 半径千キロ以内、70m/秒 | 1,585兆トン(煤を除く) |
そんなグレートなディープインパクトですら1000メートルとは・・・
3000メートルは嘘だったようです。
いや、私も心の奥ではマユツバ情報だね!と思ってたわけでして。
でもなんで「世界最大の津波は3000メートル」なんて記憶があるんだろう。
それこそ私の七不思議 。
2001/05/19
焼肉発注諸事情
日本人も豊かになったおかげで、頻繁に焼肉を食べれるようになりました。
学生時代も「金がないー」なんて言いながら、焼肉食べ放題1980円とかよく行ってましたね。
ただ、食べ放題の店になると、やはり肉の質はすこぶる悪い。
私は「マトンを食べるとお茶の味がする」というセンサーが発達していまして、食べ放題の店では頻繁にセンサーが反応していました。
そのころはお店で鉄板を囲み、食べられないほどの肉類に囲まれることにエクスタシーを感じる年頃なわけですから、別にその肉がもともとどのような形態の獣であるかはあまり問題にはしていなかったように思います。
おいしくないなーと気にはしていたけど、正しい焼肉屋さんは高くて行けなかったし。
ともかく、食べ放題には良く行きました。
しかし、社会人になり、自由に使えるお金が増え出してくると、いままで行けなかった通常の焼肉屋さんなんかにも足が向くようになります。
今思えばそんなに高いわけではないけれども、「こんだけの量でこの値段!?オー、ジーザス!あなたはどこにおわす?」などと思いつつ、「カルビ追加で4人前とタン塩2人前追加。あと、ライスも大盛り4つ追加ね。あ、生も4つお願いします。ついでにカクテキ2つ。」なんて、ヤングエグゼクティブ気取り(間違い)をかましてみたりしていました。
そのころのヒット商品と言えばカルビ、ロースといったいわゆる赤い肉、焼肉黄金時代といったところ。
我慢できずに半焼けの肉をタレにびしゃっとひたして白いご飯にタレの痕跡を残しつつワシワシ食う。
血走った目で肉の焼け具合を追跡し、獣のような食欲とともに急速に胃袋を満たすことが第一義でありました。
このへんのスタンスは学生のときとあまり変わりません。
年を経て、いろいろ経験をつんでくると、いわゆる赤い肉に対する欲望は薄らいできたように思います。
カルビやらはご飯食べるときにちょっとあれば良い。
基本的に内臓系をいただくのが美味である。
と言う感じでして、白っぽいたんぱく質を多めに頼むようになりました。
ホルモン系は焼酎にぐっと合うのもその理由かと思われます。
なんか牛脂の連続摂取にはもう魅力があまりない。
そして、〆には冷麺とか石焼ビビンバが欲しくなってみたり。
なんとも贅沢のきわみではないでしょうか。
このように焼肉食生活の変遷を振り返ってみると、結構年齢にしたがって変化してきています。
この先、すぐに死んでしまうこともないでしょうから、自分の焼肉パターンはどのようになっていくか興味があるところです。
ベジタリアンに近づいていくのか、それとも食欲回帰現象が発生し、食べ放題へとまた向かうのか。
神のみぞ知るその回答を求め、我々は焼肉屋の門をくぐらねばならないのである。
基本的にはそのころの経済状況に合わせて趣旨を変えてるだけなんで、注文するのが赤いのか白いのかって位の問題なんですけどね。
2001/05/18
駐車スペース問題
雑貨を買いにホームセンターに行ってみました。
平日なのになぜこんなに車があるのか不思議ですが、とりあえず空いてるところをさがします。
田舎のホームセンターですからだだっ広い駐車場をもってますので、とくに停めるところがないわけではないので、私もちょっと離れたところに停められました。
店の近くはさすがにいっぱいですのでね。
で、その辺には障害者用の駐車スペースもあるんですが、不思議なことになぜかいつも車が停まっています。
今日停まっていた車は、古いトヨタマークツーで、窓は黒っぽくなっており、内装も毛の生えたコンソール、ミラーからぶら下がるサイコロ、フロントスポイラーはひび割れ多数、リヤウインドーにもなにやら自己主張がみられます。
どう見ても障害者ではない人の車です。
「本当に障害者の人が来たらどうすんだ、このバカ」と思ったんですが、考えてみれば「脳に障害があるので社会的モラルが欠如している」という考え方もできます。
「オレ頭悪いから障害者マークが分からないんだヨウ」と言ってらっしゃるわけですね。
きっと重度の脳障害がある人なので、そのスペースを使う権利はあるのか、と納得しました。
帰りしな、偶然その車の持ち主を目撃することができました。
見るからに後天性無脳症に侵されてらっしゃる模様で、なんとも不憫でなりません。
がんばってリハビリに励んでね♪もしくは逝っちゃえ♪と心からエールを送ります。
個人的には後者を選択して欲しいですけど。
2001/05/17
NOISE
電話にノイズが乗るようになってかなり経ちます。
最初のころは、ノイズが入ったりは入らなかったりしていました。
うちではFAX経由で留守電につないでたり、黒電話と留守電の切り替えスイッチがあったり、PC接続のために3口の切り替え機を増設したりしているので、どこかしらの接触不良であろうと踏んでいました。
「あーなんかザーザー言うねぇ。あ、聞こえなくなった」みたいな感じだったので、とくに気にもしてなかったです。
しかし、どうも雑音が常時乗るようになってきて、ネットにつないでいてもブチブチ切断したりするようになってきました。
当然、人と話してるときも気になってしょうがない。
接点復活剤なんかで復旧にチャレンジしてみたものの、とくに効果なし。
こりゃもうわからんばいということで、NTTの故障サービスに電話しました。
まず、先方のほうで回線試験をしたようで、「問題ないみたいですけど」とザーザーノイズ混じりの御返答。
ぜんぜんだめじゃんということで、サービスの方が来ることになりました。
まず疑われたのは電話機。
黒電話も留守電も2台ともだめなので、外に原因があるようです。
家まで引っ張ってきてある線を調べたら、そこでもザーザー言ってるらしい。
「こりゃ電柱のほうですね」と担当者はスルスルと電柱に登って対処してくれました。
ものの30分もしないうちに修理完了。
なんかの線が腐ってたそうでございました。
で、故障個所がNTTサイドなので当方の負担はなし。
無料です。
こんなことなら早く電話しとけば良かった。
まぁいいか、と自分で確認してみると、だいぶマシにはなってますがなんかまだちょっとノイジー。
なんとなく2階のパソコンに引っ張ってる10メートルの電話線をはずしてみるとなんともクリアーな音声に。
そういえば、電話線ってシールドがないから電波を拾うんで、ノイズが乗りやすいって聞いたことがあります。
普通に電話を使うときには、この線ははずす必要があるようです。
なんかメンドクサイ。
ブロードバンドになったらなんか対策を施そうと思います。
現状は、これでいいや。
微小ノイズはあきらめます。
2001/05/16
暴走
最近、気候も良くなってきたのか知りませんが、かなり暴走気味。
だれも止められません。
もうがむしゃらって感じ。
なにがって、食欲が。
今夜の夕食は、昨日の残り物のお好み焼きでした。
それなりに食べて皿でも片付けようかという段になって、なんとなく買い置きしていた「行列のできるラーメン屋のラーメン(生タイプ・とんこつ味)」が気になって賞味期限を見てみると、なんとあさってまでになっている。
偶然、紅ショウガも一人前のこっていたので、これは今日食うしかないと思い、食ってみました。
スープはどこかしらで売ってても不思議ではないレベル。
麺は太めであまり好きではないけど、どっかのラーメン屋にありそうなシロモノ。
家でこのレベルが食えるなら上等って感じです。
はっきり言ってうまい。
結局2人前入っていたので、替え玉にして完食。
身動きが取れなくなるくらい腹いっぱいになりました。
昔はいくら食っても太らなかったので、大食いの癖がついても問題なかったんですけど、さすがに年のせいか吸収したカロリーは貯蓄に廻されるようになってきています。
もし私がシシャモだったら、「お、こいつ卵もっとるぞ」とよろこんでシチリンで焼かれるも、「あらー、脂身ばっかりやったわ」と捨てられるでしょう。
牛だったら高級和牛霜降り限定生産って感じでグラム数千円になるかもしれませんが。
大量摂取しているビールで肉も柔らかいだろうし。
牛に生まれれば良かったのかしら。
そしたら「♪ドナドナドーナードーナー、子牛が売ーれーたー」(BY侍魂)の歌も聴けたのに。
しかし、この体格では夏の浜辺は似合わないです。
ビキニパンツなんか履いた日にゃ国家権力組織に拉致されかねない。
まわりにチビッコがワーワー言ってれば「おとうさんも大変ねー」的なナイスファミリー引率者として認められそうなくらい。
いかんいかん。
食生活を変えねば。
そういえば、知り合いから「知り合いの兄貴がカップラーメンだけを1年食いつづけたら死んでしまった」 という話を聞いたことがあるんですが、本当でしょうか。
私からすると「知り合いの知り合いの兄弟」ということですので、かなりマユツバモノではありますが。
1年で絶命するのなら、半年くらいカップラーメンオンリーで生活するとやせる(やつれる)かもしれませんね。
そんなダイエットいやですけど。
2001/05/12
ナイキの設定
普段履いてるジョギングシューズがさすがにボロになったので、買いなおすことにしました。
たまにはブランドものを買うのも良いかねー、と靴屋さんにいってみてみると、ナイキブランドなんか平気で1万円以上するんですね。
また、色合いが黄色に青とか、形的に耐久性が不安になりそうな奇抜なデザインのものが多く、正直困ってしまいました。
どこかのサイトで見たんですが、「秋葉原に見られるオタクのファッション研究」みたいな、いろいろオタク君のファッションの傾向が調査されてたんです。
そのなかで、「他の部分のコーディネートに反して、なぜか靴だけ(もしくは靴下だけ)がビビッド」という傾向があるらしいんですね。
上下ジーンズ素材でナイキのハイテクシューズなんかを履くと、まんまその条件に適合してしまう。
べつに良いじゃないといわれればそれまでなんですがね。
実際いままでそうだったし。
ともかく、デザインうんぬんよりも靴に1万円を払う気がないので、「新登場!」とか「限定モデル!」とかいうお店の主力の棚には目もくれず、どちらかといえば隅っこのほうの「ここだけ特価品」みたいなところに引き寄せられて商品を吟味することに。
何軒か廻っていると、とある大きめの靴屋さんでなかなか渋め(グレー)のナイキ製ジョギングシューズを発見しました。
当然「30%引き」のところで(笑)
定価が11000円なので、購入価格は8000円くらいですか。
もの的にはよさげだし、1万円以下だし、他の店をこれ以上回るのはメンドクサイから、これにしようかな、と思いサイズを見ると、なんと29.0cm。
私、身長はでかいですが、通常買う靴は27.5から28.0cmだったんです。
もう少し小さいのはないのかなーと探してみたものの、いかんせん30%引きコーナーなので、他のサイズはほとんどありません。
唯一あったのは29.5cmでした(笑)
他のコーナーを見まわってみてもあまりピンと来ない。
とりあえず帰る前にあのグレーのやつを一回試着してみるか・・・と試してみました。
するとなんともフィットするじゃないですか。
幅方向はぴったり。
たしかに縦方向はちょびっと余裕がありますが、通常問題のないレベルかと。
記述サイズには不満がありますが、まぁ履いてて合ってればなんでもいいや!ということで購入しました。
早速使用していますが、まったく問題ない。
逆纏足(てんそく)状態にならないことを祈るばかりです。
その靴に合って足が大きくなったら、他の靴が履けなくなっちゃいますから。
2001/05/11
国内の外国
米軍岩国基地の基地祭に行ってきました。
はじめて行ったんですが、基地の門をくぐった瞬間、どうも風景が違います。
基地だからって言うんじゃなくて、全体からにじみ出る雰囲気のようなものが異質です。
看板の表記が基本的に英語だったり、ごみ箱の形状、建物の造り、なんでもかんでも日本的ではない。
要は外国テイストなんですね。
ここはもうアメリカです。
温度と湿度がかろうじて日本的なくらい。
ここまでやるか、と驚きました。
この基地って、日本がお金出してるんですよね?
かなりの額を。
あの広い庭付きの宿舎も、このボーリング場も、なぜか基地内にあるゴルフコースも、みーんな我々日本人の血税から作られちゃったりしてるわけですよ。
「あー、敗戦国民はつらいよなー。 50年たっても搾取されちゃうんだよねー。 勝てば官軍だな、オイ!」とか思ってしまいました。
核兵器を本当に使用した唯一の国が偉そうにするんじゃないっての。
ちなみに岩国基地は海兵隊の基地のようでして、置いてある機体にはMARINESの文字が書いてありました。
米軍の海兵隊と言えば、そりゃ屈強なので有名です。
敵地に先陣を切ってなだれ込む部隊ですからね。
で、そのへんを闊歩してる兵隊のカラダが漫画みたいな筋肉をしてるのには笑いました。
「あ、あのヒト北斗の拳で見たことある」みたいな。
人間鍛えればここまでなるんだと、意に反して前方に出ていこうとする腹部を見ながら思った次第であります。
あー、ぼちぼち痩せよっかね。
2001/05/09
ノド飴の効能
ノドが弱い上に煙草を吸うので、ちょっとした拍子にノドが痛くなってきます。
ちょうど鼻とノドがつながってるあたりのちょっと後ろあたりがいつもの患部です。
つばを飲み込むたびにそのへんが乾いた砂漠に咲くドゲトゲしい雑草のように痛みだすと、ちょっとやばいです。
放っておくと、かならず微熱が出てきて風邪を引きます。
おそらく傷ついたそのへんから雑菌の進入を許してしまい、体内の免疫部隊が出動するも、度重なる不摂生な生活、怠惰な食生活、慢性的運動不足、過度の飲酒、めっきり失われつつある運などがその免疫部隊の戦力を著しく低下させており、侵略者どもにさっさと白旗を揚げてしまっていると思われます。
あとは体温が徐々に上昇していき、ある朝体温を計ってみると「こりゃ寝こむしかないやねー」という悲しいレベルに達しているわけです。
当然、免疫部隊の戦力は著しく低いので治りは遅い。
数日寝こむなんてざら。
したがって、私の遅々として進まない生産活動もさらに追い討ちをかけるように進まなくなり、だんだんやる気は無くなってきて気合が抜けてしまい、全身これ消化器官のような人間が出来上がってしまうのです。
なんて恐ろしい悲劇。
実話に基づいてみたりするのがちょっと寂しいですが。
ともあれ、ノドの痛みから風邪を引くことがこの悲劇のきっかけです。
それさえなければ人生バラ色。(予定)
ノドが痛く無くなればよろしいので、満を持して登場するのがノド飴です。
私にとってはノド飴征夷大将軍の称号を与えても良いくらいではないでしょうか。
しかし、コンビニなどに行けば分かりますが、一口にノド飴といってもすさまじい種類があります。
龍角散配合やら梅味、コーヒー味、トロピカルフルーツ味なんてのもありましたかね。
そのようなノド飴戦国時代の中で、私が選ぶのは「カリンエキス配合」のものです。
ロッテだったかな?
パッケージで選んでるので商品名などはさっぱり知りません。
オレンジ色のスティックタイプ(っていうのか?)のやつ。
これが私のノドの痛みにはジャストフィットなんです。
その痛みを押さえる能力はまるでアロエのよう。
すぅっと痛みが引く感じなんです。
そうなればしめたもの、風邪状態にいたることはあまりないのでした。
本気でやられるときはやられますけどね。
万能ではないことは言っておきます。
効くこともある、ということです。
しかし、一番効きそうな龍角散配合のやつはあまり効果が見られません。
あれは私的にはノーサンキューものです。
おいしくないしね。
2001/05/05
ガソリン税
ガソリンは、その値段のうちの53,8円がガソリン税です。(1リットルあたり)
そうガソリンスタンドに書いてありましたから、間違いございません。(2001年5月現在、当社調べ)
だいたいリッター92円くらいで販売してるわけですから、6割弱が税金です。
貧乏人の私にはちょっと高いような気がします。
東京ならいざ知らず、地方都市では車は必需品。
当然ガソリンは必要です。
「ディーゼル車は軽油じゃん」という話もありますが、大気汚染がどうのこうの言って「ディーゼル車は国民の敵だ!」のような風潮になりつつあるような気がしないではないかもしれないので、今回はガソリンに限ってということで。
タバコとかの嗜好品ならわかりますが、生活必需品に高課税というのはおかしくないかなーと思います。
それとも、車はやはり贅沢品なのでしょうかね。
この車生産大国日本でも。
道を走っていて「ガソリン税でこの道は作られています」なんて書いてあったりするけども、じゃあガソリン税が安い(と思われる)アメリカなんかじゃどうなのよ、といつもその看板を見て思います。
でも、「その高い税金のおかげで日本の道路はこんなに立派なのよ。アメリカの道なんか○○が○○で、まるで○○に○○○しちゃった○○のようなのをキミ知ってるのかね?」なんて代議士の先生に怒られそう。
はいはい、私は経済のことなんかいっちょん分からんモーン。
とりあえず、もうちょっとうまくやりなっせ、と言いたい。
がんばってるんでしょうけど。(と思いたい)
2001/05/05
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