西暦2001年も10月になりましたなぁ。
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巨大ワニの恐怖
新聞を読んでいると、以下の記事を見つけました。
「巨大ワニの化石発掘さる」
なるほど、化石かー。ロマンがあるよねー、中生代とか白亜紀とか。
「その体長12メートル、体重8トン」
え?映画のアリゲーターでも10メートルしかなかったような。具体的なイメージが湧かないよねー。
「大型バスほどの大きさだったと推測される」
大型バスサイズ!しかもその大きさでワニ!
「ワニは通常、皮甲とよばれるうろこ状の硬い皮膚で覆われ・・・(以下興奮のため失念)」
天然の装甲もされてんのか!こりゃ大型の装甲車まんまやん!戦うには対戦車ライフルが要るな・・・(妄想全開)
しかし、平和大国ニッポンでは対戦車ライフルは所持できませんので、身を守るためには逃げるしかない。
ということで、巨大ワニに追いかけられる自分を想像してみましょう。
ガバッと開いたら身長約2メートル弱の自分がまっすぐ立てるくらいのサイズの口が後ろから迫るわけです。
結構ワニって捕食の時は機敏に動くので、ワニがどのへんまで迫ってるのか確認すべく振り返った辺りがヤバイ瞬間。
驚愕のため開ききった瞳孔に映るのは、視界を覆うワニのクチ。
もちろんバクッと閉じたら私は冥界へと旅立つこと間違い無しですやね。
幸か不幸か即死状態にならず、意識があるまま丸飲みなんかされちゃったら目も当てられません。
一緒に飲みこまれたほかの人と一緒にUNOでもやるか、なんてのんきなこと言ってる場合でもないでしょうし。
「今度生まれ変わったら絶対テメェをバッグにしてやる!」と呪いの言葉を吐きながら消化されてワニ君の血と肉となることでしょう。
悲劇ですな。
幸い、巨大ワニが生きていたのは太古の昔の話です。
現代にはそんな大型ワニは存在しません。
よかったですね。
2001/10/27
韓国映画に見る日本像
「ユ・リョン 幽霊」という韓国映画をみてみました。
韓国がユ・リョンっていう名前の原子力潜水艦をこっそり所有してみたものの、日本の潜水艦と事故って存在がばれてしまい、韓国政府はその存在を抹殺しようとする。
しかし、その抹殺計画に気付いた乗員(ちょっとイカレポンチ君)は抹殺計画を阻止し、祖国のためなれと核ミサイルの発射を決意(このへんがイカレポンチ)。
「そんなことしちゃダメだ!」とミサイル発射を阻止しようとする主人公。
はてさてその結末やいかに。
ってあらすじです。
いわゆるニュークリアサブマリンサスペンスです。
ありがちと言われそうなシナリオ構成ですが、ハリウッドで作られるものとはニュアンスが微妙に異なります。
それは、日本という国の扱いです。
核ミサイル発射の標的は日本の主用都市だったし、沖縄の秘密基地で日本が原子力潜水艦を秘密裏に建造している情報があったり、「くそったれアメリカもくそったれ日本もやっつけちゃる!」なんてセリフもありました。
日本の潜水艦三隻もあっけなく撃沈されてましたねー。
韓国の人にとって日本は仮想敵国なのか?と思うことしきりです。
たぶん、日本が韓国に武力侵攻するなんてことはもう決してないでしょうし、そんな根性はもう日本人にはありましぇん。
逆にIT関連なんかで日本のほうが経済的に侵略されるくらいなのに。
でも、やはり反日感情ってのがあるのは事実なんでしょう。
韓国には日本の文化の進入規制があるくらいだし。
やっぱ信用されてないんだなーなんて思いましたね。
日韓共同でやるサッカー大会も近いし、第一こんなに近い隣国と仲が悪いのは良くないことです。
政治がどうのこうの言うレベルの話でなく、市民レベルでの仲間意識みたいなものが必要だと思うわけですな。
それにはまずどうすれば良いのか。
私が思うに、酒とシモネタはコミュニケーションにおける最強のツールです。
リーサルウェポンといっても過言ではない。
これを利用しないてはありません。
ということで、自衛隊と韓国軍の共同演習とか市民団体同士のフレンドシップイベントなんかはさっさとやめて、史上まれに見る大規模な飲み会を頻繁に開催すべきです。
そこには韓国の酒「マッカリ」と日本を代表する酒「白波」を大量に用意し多いに飲む。
ここでお互いの国の酒を飲みかわし、「おれたちマブダチ」状態になることは必至です。
そして、酔いも回ってきたところで日韓自慢のシモネタ発表会にうつります。
規制の内外を問わず文芸、書籍、映像などのさまざまな媒体のシモネタをみんなで鑑賞しよう、という会合。
たまにちょっと席をはずすやつが出てみたりするのもご愛嬌。
それをネタに大笑いするもの同士、仲が良くならないワケはありません。
すばらしいラブアンドピースな関係が築けること請け合い。
是非!>関連各位
こんなこと言ってるから「くそったれ」なんて言われちゃうのかもしれん、なんて反省しつつ今日はおひらき。
2001/10/25
ビーフビーフビーフ
例の騒ぎで牛肉がお安い。
通常680円ではなかろうかという肉のパックでも、380円なんて破格値がついてたりします。
これは豪華食生活をおくるチャンスです。
早速「カルビステーキ3枚入り380円」を使い、ビーフカレーを作ります。
カレールーはもちろん「こくまろ」です。
おそらく「牛肉エキス配合」なんて裏に書いてあるんじゃないですかね(未確認)、100円で売ってました。
中に入る野菜は常備品として台所の隅に転がってますから、計480円でおよそ10人前のカレーが出来る寸法です。
1食48円。
結構良い肉なので美味いくせにおそろしく安いじゃあないですか。
「異常プリオン分子1個摂取しただけで発症の可能性がある」と言ってるような気もしますが、この値段と味の魅力には勝てません。
ビバ、ビーフ。
消費者レベルの対応ですが、「めちゃくちゃ気にする派」と「あんまり気にしない派」に二分してるようですな。
「めちゃくちゃ気にする派」は、家にある食材すべての記載事項をチェックして「牛」の文字があるだけで廃棄してる模様です。
確か、カレー関係全滅(ルー、レトルト)、粉末スープ被害甚大、コンソメ使用品目被害甚大、といった感じですから、加工食品はほぼ敵とみなされるのではないでしょうか。
台所はそりゃもう大パニックだぜって感じでしょう。
発症したらあとは死んじゃう病気にかかる可能性を限りなくゼロにする努力を惜しまないその姿勢には、敬意を表します。
後悔先に立たず、とも言うし。
石橋をたたいて渡ることは大事かもしれません。
しかし、日本という国には、豚の食えないイスラムの国で豚のエキス入りの食品を売るような会社のあったりするのも事実。
弱小零細企業ならまだしも、有名大企業がやらかしちゃいますから、もうなにを信用して良いのやら分かりま千円。
あとになって記者会見なんかで「陳謝」されるかもしれませんが、そのときこの世に居なくなってる可能性もあったり、なかったり。
ということを踏まえ、私は「あんまり気にしない派」です。
だって、気にしだしたらとまらないっすよ。
下記に、聞いたことのある「気になること」を列挙してみましょう。
・食品添加物に発ガン性物質の混入する可能性
・電子レンジの電子ビームで励起した分子の摂取による発ガンの可能性
・インスタントラーメンのカップから染み出す環境ホルモンによる、男性ホルモンの弱体化
・水道水には含まれる発ガン性のある危険物質は、浄水場で意図的に混入されている
・鶏卵の黄身に含まれる細菌による死亡例
・喫煙者の肺ガンによる死亡率
・肥満による成人病の発症
・ハウスダストに起因する喘息性症候群
・体質によってはスズメバチに刺されたらショック死する
・ビールなどに含まれるプリン体で尿結石になる
・とある風俗店ではAIDS感染者がでた
・埠頭で南米産の致死性の毒を持った毒グモ発見さる
・廃棄処分されるはずの牛乳が再利用される(過去)
・パソコンのモニタからの電磁波で男が生まれなくなる
・肉のこげはガンになる
・コーラを飲んだら骨が溶ける
・下手な針治療に行くと後遺症が残ることもある
・携帯のアンテナからでる電磁波でバカになる
・インドに行くと金目当てで殺される
・夜、口笛を吹くと蛇が出る
・いずれ赤い玉が出る
・クチサケ女は100メートルを3秒で走る
・マドンナ、痔?
全部、これまでに私が耳にしたことです。
創作はありません。
どれをとっても「絶対にこれは嘘」ってのはないと思いますよ。
可能性がまったくゼロではないが、100%確実でもない、ということです。
全部本当だったらヤな世の中ですが、そうかもしれないし、そうでないかもしれない。
よく分からんことはあまり気にしない。
これが私の今のところの狂牛病対策です。
みなさんはどうですか?
2001/10/22
ローリング・ローラー・ゴーゴー!
スケートボードって怖いですよね。
友人の中には便利な移動手段にしていたりする輩もいるんですが、私はどうもだめです。
昔の話ですが、1回だけ友達のスケボーを借りて坂道を下ったことがあります。
そのときはモノの見事に「スッテーン」とひっくり返りまして、背中を超強打。
真剣に呼吸困難に陥り、死を覚悟しました。
スケボーには一生乗らないと、そこで誓いを立てて今に至ります。
似たようなタイヤですが、ローラースケートは結構やりました。
いつも遊ぶ友達のほとんどが急に購入されまして、「みんな持ってるから」と幼心にもちょっと恥ずかしい言い訳をして買ってもらった記憶があります。
最初に買ってもらったのは、タイヤがプラスチックでベアリングもやかましいものでした。(通称「ガラガラ」)
えっちらおっちら友達のところに行き、ローラースケートサッカーなどに興じるのですが、どうもみんなのように上手く曲がったり出来ない。
はじめたばっかりで下手なのもありますが、どうもそうではなさそう。
他の人のスケートを見せてもらうと、なんと車軸と足裏の間にゴムブッシュのようなのが入ってまして、要するにバンクできるようになってるものをみんな使ってたわけです。
「これじゃ遊びにもならん」と、速攻でママに泣きつき、機能的にも値段的にも高いローラースケートをさらに買ってもらった次第です。
ありがとう、ママン。
新装備を手に入れ、町内の鬼ごっこやローラーサッカーに興じました。
なかなかローラースケートさばきも上手になり、クルッと回ってキュッと止まってみたりする自分を、我ながらカッチョイイと思って悦に入っていました。
時は移り、21世紀。
忘れていたローラーの魅力が再度私を呼び起こしたのです。
その名はインラインスケート。
周りの友人達が最近はじめまして、「いずれはインラインホッケーなんかやっちゃおうかな」などと非常に楽しそう。
上記のようにローラースケート経験者(笑)な私ですから、ここは自分もはじめてチームの天下を取ろう!と決めました。
満を持して買いに行くんですが、思った通りサイズがない。
基本的にワンサイズ上のものを買ったほうが良いらしいので、通常27.5から28.0の靴をはいている私は29.0を買わねばならんのです。(28.5ってのは存在しない)
ただ、巨大な外人もやってるものですから、かなりデカイサイズまであるにはある、ということでしたので早速注文しました。
数日後、「メーカーのほうにも在庫はまったくありませんでした」なんてしゃれた返答が帰ってきたので、またお店に行かなくちゃ行けなくなりましたが。
この間、ちょっと借りて履いてみたんですが、昔のローラースケートとは比べ物にならんほどの滑走ができるシロモノです。
どっちかと言えば、アイススケートの滑走感に近いと思います。
ともかく滑る滑る。
で、こけるこける(笑)
久しぶりにもんどりうってひっくり返りましたよ。
しかし、プロテクターをがっちりしているのでさほどの衝撃はない。(痛いことは痛いですが)
骨も衝撃を与えていれば頑丈になるって言うし、汗もかきまくるので脂肪燃焼にも期待が出来そう。
なにより楽しい仲間でワイワイ遊ぶのってが良いです。
なかなか天下は取らせてもらえそうにないですが・・・
いや、弱気になってはイカン。
ケツの穴から手ぇ突っ込んで歯ぁガタガタ言わしたるでぇ!(←こんな言い回し、本当にするんですか?>関西の方)
I vibrat your teeth with my hand witch inserted in your Ass! (英訳してみました)
2001/10/17
キャンプにおける適切な酒量の計算とその問題点
幸いにもキャンプ好きな人々に囲まれてまして、先日も某山奥に行ってきました。
ハイカラ四駆では決して行けない(と思う)険しい(と思う)ルートを超えたところにあるキャンプパラダイス。
要するに、水場と平たい土地があって誰も来ないところ、というだけなんですけど。
(なんと「聖地」の上にあるんだわ>たまプラのM)
一緒に行くメンバーが、キャンプ通と言うかグッズマニアと言うか、ともかくナイスアウトドア装備の保持者ばっかり。
装備面ではこれ以上のものはありえなかろう、と思われるような住環境が構築されるため、わたしの貧相なグッズはあまり日の目を見ません。
ガソリンランタンが5機も6機もある中で、私のちっちゃいガスランタンなんて、赤いすい星のシャアの前に飛び出したボールのようなものです。
もっと分かりやすく言うならば、オペレーション・ボロで米軍のF-4ファントムの群れに突っ込む北ベトナムのMig-21みたいな。
ちなみに、オペレーション・ボロとは、ベトナム戦争時代、北ベトナム軍のMig戦闘機によりボコスカと爆撃機を撃墜されていた米軍がとった作戦っす。
通常の爆撃任務を装い、戦闘爆撃機であるF-105サンダーチーフ(空中戦弱し)の位置にバリバリの制空戦闘機F-4(空中戦当時最強)を飛ばし、Migを誘い込んでフクロにしちまえという、本当にあったなんともアメリカンな作戦。
あー、知恵の泉(笑)
ともかく、そんな状況ではおんぶにだっこ状態ですので、なんとか役に立たねばいかんと思うわけです。
で、「つまみの供給源」を目指すくらいしかないじゃないすか。
アルミホイルで巻いた鶏肉を焼いたり、アゴの干物を用意したり。
結果、不評で涙を飲みましたが。
つ、次こそは。
ともあれ、キャンプにお酒は重要です。
キャンプの定義が「場所が野外と言うだけの飲み会」と広辞苑に書いてあっても不思議ではないと思うくらいです。
ただ今回のような山奥でやる場合、飲み物の追加補給は絶望的。
なくなったら「ハイ、おしまい」です。
酒飲みの方なら分かると思いますが、宴もタケナワになって来たときの「酒、もう無いよ」は死亡宣告に通じるものがあるじゃないですか。
ちょっと目を離した隙に、天国から絶望のふちに叩き込まれたような絶望感があります。
声をあげて男泣きしても良い状況です。
ということで、キャンプの時はお酒を多めに買いこむ、という文化人類学的に正しい解決策をとることは自明の理です。
キャンパーの基本事項として、「自分のことは自分でする」というのがあります。
お酒も各自が好きなものを買ってくるのが一般的。
で、上記のような絶望感を振り払うため、各自が多めに買ってきちゃったりするじゃないですか。
「一人あたり多めの酒×人数=人数に対してかなり多めの酒」という簡単な公式が導き出せちゃったり。
いくらキャンプでワイルドな夜をあなたに!なんて言ったところで普段飲む酒の量と大して変わりませんからね。
結果は火を見るより明らかですね。
そうです。
お酒があまるんです。
なんてもったいない!とお思いかもしれませんが、まぁどうせ飲むモンです。
ありがたく持って帰り、キャンプの余韻をサカナにまた1杯ひっかけるって寸法です。
「キャンプは2度美味しい」
これは私がキャンプ好きである理由のひとつであります。
こんなことばっかり考えてる私に大きな問題があるような気がしたり、しなかったり。
2001/10/15
ボールペンを想う
小さなころから絵を書くのが好きでして、最初の画材は鉛筆とチラシ(の裏)でした。
居間とかでごろごろしながら、宇宙戦艦ヤマトの内部図解とか書いてましたねー。
テレビのヤマトはどんなに壊れても、次の週にはだいたい修理が完了してるから「きっと鉄鉱石の倉庫もあるに違いない」、なんてイヤな想像を働かせる子供でした。
ただ、チラシの裏ってつるつるの場合があるじゃないですか。
そういうときは鉛筆で上手く書けなくて往生したモンです。
そんな私を見かねて、父親が会社でいらなくなったプリントアウト(今思い出すと伝票だったような・・・)をごっそり持って帰ってきてくれまして、紙の心配はなくなり、鉛筆の粉で手を真っ黒にしながらジャンジャン量産体制に入った次第でございます。
確か、ヤマトとかスターウォーズばりの宇宙戦ものをよく書いていたように思います。
中学のころは、「風の谷のナウシカ」の影響が強く出ました。
「風の谷のナウシカ」のコミックを本屋で立ち読みしたときに大変な衝撃を受けたのを今でも忘れません。
「これは買っとかないと!」と強く思って財布を取りに家に帰ったとき、「あー!値段いくらだったかチェックしてない!一生の不覚!」と別に一生引きずることはないジャーンということにさえ動揺するくらい興奮してました。
ちなみに330円だったので、なんとも拍子抜けしたことも付け加えておきます。
このころは書くものすべて宮崎駿調だったですね。
家で戦闘機の着陸シーンを書くと、乗ってる人は風の谷の帽子をかぶってるし飛行機はガンシップ調だし、みたいな。
ただし、「コンバット!」とかの戦争モノも非常に好きだったので、そっちも忘れていませんでしたな。
遠くのほうでは戦車戦があってて、手前のほうの塹壕ではなだれ込んできた敵と味方が乱戦中、とか、突進する馬鹿でかい装甲車に取り付いてなんとか阻止しようとしているパワードスーツとか、空母から発艦する戦闘機とそのまわりで仕事する甲板要員とか。
大学ノートにいっぱい書いたっすねー。
で、そんなのを書くのに一番適していたのがボールペンでした。
鉛筆で書くと、しばらくするとかすれて見るも無残になるのに、ボールペンではそれがない。
上手く書けばグラデーションもちゃんと書けるし、芯先にたまってくるインクも炎上する煙なんかに使えるし、言うこと無し。
ただし、ボールペンならなんでも良いわけじゃないです。
書き味に適当な粘りと滑りのあるヤツで無いと上手く書けませんでした。
「こりゃナイス!」と思ったのは、どっかのメーカーの事務用のヤツ(黒いキャップでボディが透明なアレ)で、1本38円、みたいなのでしたね。
なんてリーズナブル。
しかしベストチョイスだったです。ハイ。
でも最近って水性ボールペンばっかりじゃないですか。
あれじゃーぜんぜんダメ。
油性だと、色をうすーく塗ることも出来るのに、水性は軽く書いても細くなるだけでグラデーションなんか書けやしない。
おまけに書き味はなんかゴリゴリしてて好きじゃありませぬ。
乾く前に触ると悲しいくらいに汚れるし。
やっぱりボールペンのインクはあのドロッとした油性に限ります。
私は油性のボールペンを愛して止みません。
2001/10/12
男はつらいよ
初めて第1話を見ました。
さくらが若い!というのにかなりビックリ。
設定で25才くらいとなってたんで、きっとそれくらいなんでしょう。
要するに今の自分より若いわけでして。
俺が結婚したいくらいだぜてやんでいコンチクショウ、ヒロシ!と、ここだけ読んだら「ど根性ガエル」のネタが書いてあるような勘違いを起こしそうなほど動転していました。
いやー、かわいい系だったんですな、バイショウさんは。
あと20年早く生まれていれば俺様も(略)
映画のほうは、第1話だからということかどうかわかりませんが、かなりテンコ盛りでしたね。
寅さんが帰ってくるのを起点にして、さくらの結婚話を軸にして見合いアリ、ヒロシと寅さんの対立アリ、さくら-ヒロシの恋心の推移アリ、寅さんの恋心と失恋アリ、ヒロシサイドの親子関係物語アリと、寅−舎弟の人情アリ、と、なんとも忙しい展開。
見なれたおいちゃんも出てないし、いきなり登場した寅次郎はネクタイなんかしてましたねー。
後期のものばかり見ているせいか、どうも違和感を感じたのも確かです。
しかし、第1話から独特のホノボノ路線は確立していたんですな。
寅さんの口上が異様に冴え渡ってるのも気合が感じられましたし。
「結構ケだらけ猫ハイだらけ、ケツの廻りは・・・」も何度となく繰り返されてるのは他には無いでしょう。
ともあれ、「笑い」がキーだと思うんですが、質的に落語的なものを感じます。
「笑っていいとも」なんかで見うけられるレベルの低いバカ笑いでなく、内容に対し「あいたたた」みたいに共感したり、思わず失笑してしまうような品のある笑いとでも言いましょうか、そんな感じ。
いいもんですね、男はつらいよシリーズ。
しばらくかけて全48話一挙放送されるので、逐一チェックしようと思います。
まぁナニが言いたいかと言いますと、ああいった人情話を子供のころから見てればテロとか報復とかきっとないのにねー、ということ。
報道を見るたびにイヤーな感じの今日この頃です。
2001/10/10
人任せ
アニメーション研究家として、最近気になることがあります。
それは、下記のような形式の戦いモノが増えている、という事実です。
・どっかで拾ってきたモンスターを戦わせる (ポケモソ、デジモソ)
・カードとかマジックワードで召喚した魔物を戦わせる (遊戯オウとか)
・買ってきた人形を戦わせる (エンヅェリックレイヤー)
というもの。
最後の以外はかなりの人気番組で、子供は毎週楽しみに嬉々としてみているはずです。
しかし、「戦わせる」というのはどうも納得がいきません。
危ない目に会うのは自分ではないのです。
「イッケー!ピカチョー!」とか言って、死地に追いやっている自覚が足りない。
瀕死の状態に陥ったピカチョーが「マジで死にそうなんで助けてくださいませんか、旦那様」という嘆願も、「ピカ」と「チョー」でしか表現できないことを逆手にとって、「あ?聞こえんなー」と某必殺拳法の登場人物のように冷酷無情に却下しているようにも思えるし<想像過多
なのに、彼らのおかげで危機から脱したり、感動のフィナーレを迎えているというのに、あたかも自分の手柄のように誇らしげにしている。
司令官としての心意気とか責任感が欠けているのではないでしょうか。
そんなのは、世間の風に吹かれまくって血も涙も枯れてしまった大人のやることです。
子供には、「まず自分で一生懸命トライしてみる」みたいなことを教えないといけないと思います<帰りの会風
もうひとつ言いたいのは、そんなすぐに言うことを聞く手下なんて世の中に存在しないということ。
甘い、と言いたい。
ボヤッキー達がドロンジョさまの言うことを聞くのはその美貌に惚れているからであって、おそらくは下心パワーが炸裂しているのに起因している。
ドロンジョ様は、1歩間違えばボヤッキーに○○されて○○な○○を○○することになるかもしれない、という爆弾もかかえているのです。
ヤマトの諸君も、援護も補給も全く無い状況で、単艦、敵本拠地に向かって乗りこんでいく、なんていう自殺スレスレの作戦に赴いていったんです。
ウォーゲームなら1ターンで終わるところです。
そんなギリギリのところをすり抜けて初志貫徹(ドロンジョ様たちは除く)している姿に感動を覚える寸法じゃあないですか。
しかし、そんな状態に現在の主役たちはいない。
ひょんなことから、そのモンスターやらを入手していきなり「死んで来い」といえる立場に立つ。
だいたいひょんなことの「ひょん」ってなんですか?
種子島の「きょん」の親戚?!
他に類推される単語を私は知りません。
ちょっとそれてしまいましたが、現代のアニメーションはこんな感じですから、ろくな大人が育ってこない可能性が高い。
先行き不安バリバリです。
「他の人がやると思ってましたー」なんてことしか言わない新入社員を作り出さないためにも、ポケモソとかの内容は改変しないと。
たとえば、主人公のサトツ君はピカチョーを戦わせるのではなく、ピカチョーから電撃の出し方を教えてもらって死にそうな目にあいつつ特訓を重ね、最後には敵に打ち勝ちピカチョーと喜びを分かち合う、みたいな感じにするといいのでは。
ま、子供は見なくなりますけど、社会的に正しいと私は確信して止みません。
2001/10/05
トレンチコートの秘密
そろそろ夜なんかは結構涼しくなってきました。
すぐに寒くなってくるでしょう。
冬物を引っ張り出さないといけなくなるのも時間の問題です。
この時期は、冬物をクリーニングに出そうと引っ張り出したら虫が食って涼しげになってたとか、鉄製の押入れ収納が錆びて2度と取れないシミができてしまっていたとかいう、寂しい場面がよく展開します。
そうなってしまった人は、あきらめて新しく買ってください。
コートを買おうか、と思って見に行くと、相変わらずトレンチコートって売ってますね。
定番商品なんでしょうね。
ちょっとカサブランカダンディーでハンフリーボガードなシルエットと、アンニュイでミステリアスかつインテリジェンスなスタイルが魅力と言うところでしょうか。
私も過去、なんとなく欲しいかも、と思ったことがありますが、腰のベルトの処理に困りそうなので止めとくことにしました。
その代わりに東ドイツ軍士官用コート(3800円)を買った、というのは秘密にしといてください。
トレンチコートのほうですが、サラリーマンで着用してる方も多いですね。
腰のベルトの処理に困っているであろう姿をよく電車とかで見ます。
しかし、トレンチコート自体の由来を気にした人は居ないでしょう。
「トレンチ」って「塹壕(ざんごう)」のことなんですよ。
トレンチコートってば塹壕用コートなわけです。
知ってました?
私は知りませんでした。
塹壕戦が花盛りだったのは第1次大戦当時くらいで、最初の戦車や毒ガス(塩素ガス)がデビューを飾ったくらい昔の話です。
ヘルメットは上から降り注ぐ榴散弾の破片を避けるために平べったい形だったし、歩兵の持つ小銃は当然単発。
膠着した前線で、塹壕にたまった泥でびちゃびちゃになりながら、なぜかまるまると太ったドブネズミと寝床を取り合う日々。
突撃命令が出れば、敵のマキシム重機関銃(水冷式)やら小銃から撃ち出される金属片の雨の中を、長い銃剣を小銃に取りつけて「今日は生き残れないかも」と思いつつダッシュ一番敵陣に向けて走っていくと、散布された塩素ガスに気づくのが遅れてガスマスクを装着するのが間に合わず、涙と鼻汁とよだれを垂れ流しながら悶え苦しんで倒れたところに敵の手榴弾が炸裂し、もう誰とも分からないデッドバディーになってしまった、という歩兵が着ていた服がトレンチコートなんです。
そんな由来を知ってからというもの、トレンチコートを着る人の印象が変わりました。
なんか、死と隣り合わせの人に見えて仕方が無い。
悲壮感が漂って見えちゃいます。
「愛する妻へ」からはじまって「僕がいなくなっても悲しまないで」で終わる手紙なんか書いてそうじゃないですか<考えすぎ
ただ、人間を含め生き物は「もうダメかもしれん!」という生命の危機を感じると、「自分が居なくなる前に子孫を残さなくっちゃ!」という心理状態になるらしいです。
要するに性的に興奮状態になるわけですよ。
残業続きでめちゃめちゃしんどいのに、なぜかピンコ立ちするのはそのせいです。(男性に限る)
ということで、死のイメージが漂うトレンチコートをまとうことで、そういった精神状態に自分を置く、という使い方も可能な気がします。
実はみんなそれを知っていてトレンチコートを着ているのでは!?
お、お、おれも買おっかな、トレンチコート。
せめて犬死にしないよう祈っていてください。
2001/10/03
硬い板
初めて買ったIBMのハードディスクドライブ(以下HDD)は10ギガバイトで25000円くらいしました。
しかし、お店の保証が切れる六ヶ月を経ると突然「ガガガガ!」と盛大な異音とともに御昇天。
「絶妙のタイミングで壊れるような生産管理をするとは、IBMも地に落ちたもんだ」と、私はアンチIBMの名乗りをあげました。
私の周りでの評判は一番だったんですがねぇ。
で、次に買ったのがMaxtorってとこのやつ。
値段もちょっと安く、10.2ギガバイトで20800円。
平成11年8月に購入したんで、およそ2年使用したことになります。
後半の一年は、それはそれは酷使したっすねー。
寝てる間はダウンロードデータをカリカリ貯め、起きてる間はCGのレンダリングやら画像加工やら音楽再生やらムービー再生やらと休まる時が無かったように思います。
モノの本で読んだんですが、1日8時間稼動するHDDの寿命は1年くらいが目安らしいです。
2年も働いてくれたMaxtorのHDDは、人間で言うと182.5歳くらいということになるでしょうか。
で、さすがに「おれ、もう疲れたよ」という感じで、起動時に認識しなくなったり、スキャンディスクでクラスタエラーが発覚したりと、もう満身創痍状態になりました。
データを保存するのが仕事のHDD。
HDD自体が死んでしまってデータが消えてしまうようなことになると一大事です。
1秒に1時間もかけたムービーが、さよならも言わずに消滅する可能性が。
そんなことになっちゃ錯乱大暴動状態になってしまうので、MaxtorHDDからデータを退避させ、とっぱらいました。
長いこと世話になったな、とちょっと涙ぐみながら燃えないゴミの袋に消えていくHDDを見つめてしまいました。
今回1分くらいのCGムービーを作るのに、テストムービーとか合わせてだいたい1.5ギガバイトくらい使用しています。
現在、いただきもののHDDで作業してるんですが、25ギガバイトくらいの容量でもう半分くらいしか空いていません。
10ギガ以上空きはあるんですが、今後のことを考えるとちょっと不安じゃないですか。
ホントに大事なデータは2機のHDDに分散させとくに越したことが無いので、やっぱり新しいHDDを買いに行くことにしました。
ちょうどヤマダ電○のチラシに、IBM製の40ギガのHDDが14000円くらいであったので行ってみることに。
「また半年でぶっ壊れたらどうしよう」という懸念はあったんですが、杞憂に終わりました。
売りきれだったんです。
IBMのHDDを使用しなくてよくなった私は、「まぁしょうがない」と言いつつ「計算通り」ということも思ってみたり。
で、他のメーカーのHDDがいろいろあるなかで、どうも私の中で「耐久性抜群」という称号を与えられたMaxtor製品からオーラを感じます。
広告の品ではないけれど結構安い価格(40GBで13980円)だし、なんと言っても安心感があります。
精神衛生上他のメーカーはよろしくなかろうということで、やっぱりMaxtor製品に決定。
20ギガバイトあれば十分かね?とも思いましたが、20GBと40GBの値段の差が3000円くらいしかなかったんで、やっぱり大きいほうを買ってしまいました。
大は小を兼ねますから。
帰宅後さっそく取りつけてみると、さすが40GBのHDDは違います。
パーティション切ったりフォーマットするという初期設定だけで小一時間かかるんですもの。
下手に落ちたらスキャンディスクなんかに時間がかかりそうですな予感バリバリ。
ブルー画面を見ながらこっちまでブルーに染まりそうです。
ともあれ、総量65ギガバイトという膨大な空間を手に入れてちょっと興奮ぎみです。
ちょっとやそっとのデータでは埋まりませんからね。
ただ、昔CDにバックアップしたアレやコレな情報をHDDに戻してウハウハ生活、とかを考えてしまうのはどうしたものか。
2001/10/01
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