2001年、貴方は何か残しましたか?
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映画「パールハーバー」の観かた
ミリタリーオタクと呼ばれてはや20年くらいになるでしょうか。
小学校の図書室で「太平洋を血に染めて」なんていうドキュメントモノを読んで、「やっぱ戦争はイカンな」なんてうなってたことを思い出します。
ちなみに「図解 戦艦大和のすべて」とか「ゼロ戦の秘密」なんて歳相応の本にもうなってましたけど。
中高生のころはミリタリー雑誌を読み漁ってたし。
これまでに蓄積したそのへんの知識はなかなかどうして大した物ではないかい、と自画自賛する今日この頃です。
ホントに詳しい人間と話すと大した物ではないことが露呈するんですが、まぁ一般的には「最寄の軍事評論家」レベルではあると思います。
そんな私ですので、戦争映画は非常にかなり良く観ます。
学生のころは、レンタル屋の戦争映画コーナーで「もう観るのが無い!」というくらいになったとかならないとか。
ちなみに全部見たわけではありません。
パッケージの裏の写真からその内容をかなり正確に推測できるくらいになってたんで、激ショボ低予算捕虜救出風アウトロー特殊部隊系などはすぐに嗅ぎつけてナイナイするので、お金を払って観ようとする本数がかなり少ないだけです。
そんな感じですから、新作で戦争モノがあると必ず観ます。
最近は戦争映画ってカテゴリーのものはポツポツしか作られてませんけど、なかなか莫大な予算と技術をつぎ込んでくれてるようで、観がいのあるモノが多いのは喜ばしい。
特に戦闘描写に見入る私としては、昨今のCG技術はありがたいです。
「遠景の燃え盛る都市」なんてのはミニチュアだと今一つ臨場感に欠けるものがあったんですが、最近のものは現実そのものの迫力があります。
で、パールハーバーです。
映画って基本的にはシナリオとか絵作りの総合芸術だとは思うんですけど、「世界の戦闘機 vol.5」とかでもご飯3杯は軽くイケル性質の私です。
そんな私には戦争映画に求めるものは、まず戦闘描写。
そこがリアルなら良し!と言いきってはばかりません。
シナリオとかメッセージが良いに越したことは無いですが、無いならないでまぁ良しと出来る寛容さを持ち合わせております。
ここまで書けば分かると思いますが、パールハーバー、シナリオはアレでした。
上映当初から「シナリオはひどい」という噂で持ち切りだったんでシナリオに期待はしていませんでしたけど、噂にたがわぬ出来映えでした。
映画開始から一時間半はくだらない三角関係に付き合わされます。
一緒に見ていたうちの家族はみんな寝てしまいました。
しかし、そこからがこの映画の本領発揮です。
日本軍の真珠湾攻撃のくだりはそれはもうスゲー迫力。
CG技術が熟成してきた時代に生きてて良かったよ、ホントに!という感じです。
途中、零戦を衝突させて落としたり、日本軍が病院を攻撃したりといった妙な描写はありましたが、まぁアメリカ人のやることですから大目に見といてあげましょう。(そんな史実は無いので)
そんなところが気にならないくらいの迫力でしたねー、まじで。
後半は三回観ましたもん。
当然、最初の一時間半は早送りしましたがね。
とりあえず、私の中では出来の良い戦争映画としてランクインしました。
ただ、零戦の七ミリ銃を装てんする描写とか機銃弾の描く放物線にロマンを感じられない人は見るべきではありません。
普通の観かたをすれば、まちがいなくハズレです。
怒りを覚えるほどに。
お気をつけて。
2001/12/30
主張しない色の主張
みんな大好きユニクローのチラシが最近よく入っています。
期間中フリース1000円ポッキリ!とか洗濯機ブレーカーエアテックジャケット3900円ポッキリ!とかマイクロフリースシャツ690円ポッキリ!とか。
安いことは良いことのような気がしないでもない今日この頃ですから、とりあえずお店訪問。
通常価格の棚には目もくれず、通路わきに追いやられた売れ残り商品群に向かいます。
いわゆるワゴンセール商品ですね。
とりあえず店内を徘徊してみましたが、1000円フリースはワゴンセールと言うこともあり色数が少なかったです。
白、紺、グレーくらいだったですかね。
いわゆる無難な色味のものしかありません。
オッシャレーなフリースの着こなしを考えてみると、やはりユーミソがCMで着ていたようなピンクとか、ビビッドでソリッドなブルーだったりしませんか?
ナウでヤングなカルチャーって感じで。
しかし、今回そんな選択の余地はありません。
どう選んでも無難な彩度の低い色味しかない。
しかし、個人的に紺とかグレーと言う色味は、この無難さがナイスだと思うんです。
彩度が低いから色としての主張があまりない、イコール他の色と干渉しないということで、たいていのズボンとかアウター、インナーと合わせても変にならないわけです。
既にヤング領域からドロップアウトしてしまった小心者の私としては、激ビビッドな色使いの服はちょっと着れそうにない。
また、スーツなんかは紺かグレーが基調じゃないですか。
どっちかと言うと環境に溶けこむ色としてみることが出来ます。
そう考えて見ると、都市と言う環境に溶けこむ迷彩である、という定義が出来るのではないでしょうか。
一時期、「都市迷彩」とかいう白黒迷彩ガラのカモフラージュジャケットなんか売ってましたが、あれは嘘ですね。
あんなん目立ってしょうがない。
やはり都市迷彩というのは紺かグレー。
背広を着てるサラリーマンは、迷彩服を着た戦士と同義だったんですな。
知らなかったわ。
サラリーマン時代に、もっと鋭い鷹のような目をすべきだったような気がします。
基本的にユルい人間なので、そう言った目は持ち合わせてないんですけど。
2001/12/30
応援歌
海上保安庁の巡視船が国籍不明の不審船に停船を求め、20mm機関砲で威嚇射撃。
要求に応じない不審船は、こともあろうに発砲してきて巡視船は被弾し、保安庁職員も銃撃を受け負傷。
巡視船は不審船の船体を射撃。
結局、原因は定かではないにしろ不審船は沈没。
その乗員は死亡もしくは行方不明。
現在、国籍その他は調査中のようです。
まったくもって個人的な見方をさせてもらうと、敵艦撃沈の報に沸き立ちました。
これまで、日本の沿岸警備は甘かった。
秘密工作船だろうが密漁船だろうがどしどし国境を超えて来ても、日本側の実力行使はなかったんですから。
拳銃を撃っただけで問題になってたくらいですもんね。
しかし、今回は違います。
「撃たれた」ので「撃ち返した」ということはある意味当然ですが、なんか今までの巡視船の対応だと泣き寝入りのような印象があるじゃないですか。
きちんと応戦しているところが評価できます。
おそらく7.62mm口径の自動小銃だと思いますけど、撃たれた職員はたまらんやったでしょうね。
今回はたまたま負傷で済んだみたいですけど、下手すると殺されてます。
日本国民が他国の銃弾で撃ち殺される、ということになるのは同じ国の人間としてはたまらんことです。
不審船が発砲した時点でそこはもう戦場なわけですから、「殺すぞ!」と言った人は逆に殺される覚悟をしているとみなされます。
不審船側は撃たれる口実を自分から与えただけの話です。
巡視船に搭載されている20mm機関砲は、300メートル先でも15〜18mmの鋼鈑は破るくらいの威力はあります。
「小銃で撃たれたのに機関砲で撃ち返すのは卑怯だ」なんて考える人も居るかもしれませんが、それはナンセンスでしょ。
力なき正義は無力です。
今回はたまたま彼我の戦力差上こちらに歩があっただけの話しで、もしかしたらもっと強力な火器を装備している可能性があるじゃないですか。
個人的にはせめて40mm連装機関砲、できれば12.7cm砲くらい積んでても良いんじゃないかね、と思います。
自衛隊派遣の際の装備の論議とかで「機関銃は過剰装備だ」なんていうのを聞くたびに、「なに言ってんの?」と首をひねります。
こちらの安全を確保する上で圧倒的戦力であるに越したことはないじゃないですか。
現場で武装勢力の真っ只中に飛びこむ可能性のある人達のことを思えば、歩兵戦闘車くらいはもって行かせてやるべきと思うんですけどねぇ。
自分が行くことになるならば、さらに戦車なんかも欲しくなるんじゃないでしょうか。
自衛目的で。
今回の事件で、日本も国として実力行使をすることを世界に知らしめましたんではないでしょうか。
対外的になーなーで済ますことは出来なくなった、ということだと思います。
日本人としてシャンとせにゃイカン時代になった、ということですかね。
よく分かりませんが、きっとそういうことです。
2001/12/23
処方箋問題
夕方、母上からお使いを頼まれました。
帰宅が遅くなりそうだから、かかりつけの内科医に行き、薬をもらって来てくれ、とのこと。
とりあえず電話は入れておいてくれるとのことでしたので、特に気にせずその内科医へ。
内心、電話も入れてあることだし、その内科医で薬をもらって帰るだけじゃな、と思っていました。
しかし、内科医についてみると、薬そのものはもらえずに処方箋の紙だけ渡されました。
近所の薬局に行けという暗黙の命令です。
しかも、仕事的にはなんにもしていないに等しいくせに、請求は890円としっかり取りやがります。
その請求は何に対してなのでしょうか。
処方箋を出す、というだけで2割負担が890円ということは、4450円分の仕事をしたっちゅうことになるわけですけど、実際に行ったのは私です。
当然、私は診察なんてしてもらってない。
カルテをひっぱりだして過去の処方箋を参照しただけのことです。
そこには何の努力も根性も汗も涙も存在しません。
診察はしてないは、薬よそで買わにゃならんわで、お金を払う理由がないような気がしてなりません。
そのあとで最寄りの薬局に行って再度支払を要求されてやっと求める薬が手にはいるという現実はどうしたもんでしょうか。
次の診察はサービス料金になるとも思えんし。
なんか腑に落ちないです。
逆に、本人以外が病院に行っても保険を利用した薬がもらえるという状況に感謝するべきなのかもしれません。
本来なら母上自身がいないと処方されないんでしょうね。
実際に母上が電話したのは、私が行った後だったみたいだし。
なまじ私も結石関連で何度も通院してるし、特に不信には思われなかったようです。
一応、「本人確認のため、身分証明書をみせて」なんて言われても良いように免許その他を持っていったんですが、不要でしたし。
考えてみると、やはり身内でも他人が薬を処方してもらう、という行為はきっとイリーガルなことなんでしょうね。
薬事法その他では。
ここは英断してくれた最寄の内科医に感謝。
2001/12/19
吉野家と言う空間構成
吉野家の牛丼、略して吉牛って、たーまに食いたくなります。
小腹も空いた深夜や早朝にシュパッと脳裏をよぎるんです。
最近は並盛りが280円ほどで食べられるので、ホントに気軽に行けるはずなんですが、どうも個人的に二の足を踏むことが多いです。
なぜか。
実は、あの対面に人が座るシステムが苦手なんです。
シャイでクリスタルな私としては、見ず知らずの人と面と向かうのに抵抗があります。
じーっと向かいのオジサンの目を見つめるワケにもイカンし、こんだけでかい男が伏目がちにしていてるのも気持ち悪そうだし。
また、向かいの人が自分の飯を食う姿を見つめているような気がする時もあります。
ベニショウガを大量投入する時に「おいおいベニショウガ入れ過ぎじゃないか?」とか「肉と飯の食い方のバランスがずれてきてるね」なんてコメントされるのではないかとハラハラてみたりするわけです。
被害妄想も甚だしいのは分かってるんですが、気になるものはしょうがない。
食い終わった時の開放感もひとしおなので、まあ良しとしましょう。
単位面積辺りの客席数を増やすためにああいった形になってるとは思いますが、もう少しなんとかならないのでしょうか。
個の空間というものを演出するようなシステムにしてもらったほうが、心地よいと感じる人も多いような気がします。
各席ごとについたてで仕切った一蘭方式は「落ちつける」とか「気にしないで食べられる」と言うようなコメントされてるのをテレビで見たことがあります。
ただ、アレはアレで店に入った瞬間にギョッとすることが多いし、数人で行ったときにしゃべりながら食べる、ということがスポイルされてしまうので万人向けとは言えません。
一蘭の場合は「ラーメンの味に集中して欲しいから」というたいそうな理由があるのですが、大衆のトモ吉牛にはそんな理由は付きそうに無いので無理だし。
要は向かいが見えなければ良い、ということを踏まえると、以外に対応は簡単です。
以下に私の考えた「個の時代対応型カウンター席設計」をご紹介しましょう。
・対面段差型カウンター方式
片側のカウンターを数十センチ高くする。
店員のいる部分は階段状になると思われるので、運動不足のアルバイターなどは健康管理にも留意できる。
運が良ければ引き締まったカモシカのような足になるため、女子アルバイトが急増し、違った狙いの男性客が増え、売上アップに貢献。
ただし、転落事故に注意。
・のれん付きカウンター方式
店員と客の間にのれんを設置する。
客は「あーら玄さんひさしぶり」と小股の切れあがった美人女将の居る小料理屋に入る気分が280円で味わえる。
客から店員サイドが見えにくくなるため、新米店員がボトッと落とした肉などをどんぶりに戻すことも可能。
また、のれんに他社の広告を打ち出すことによる広告収入も期待できるかも。
・店員の壁方式
店員をカウンター内にギュウギュウになるほど積めこむ。
もしくは目にもとまらぬ早業で店員が行ったり来たりして、その残像効果を利用する。
かなり無理のある方式だが、珍しがってくる客が口コミで増えるかもしれない。
どうでしょう、吉牛様。
どの方式が採用されるか楽しみです。
どれもないか(笑)
2001/12/17
どうもこちらの更新が滞ってます。
ネタが無い、というのもあるかと思いますが、思い立った時に記録しなくてネタを忘れる、というのも多分にあります。
そういったちょっとした記録につかえるよね、なんてPDAをいじってますが、やはりペン入力のスピードではキーワードくらいしか書く気になりません。
その日のうちくらいなら「ラーメン」と言うキーワードから、生タイプ「行列の出来るラーメン屋のラーメン とんこつ味」のスープは270ccのお湯が必要なんだけども、意外と濃い味なのでお湯は1割多めでも美味しくいただけるが、せっかく2人前入ってるのだからと替え玉システムを炸裂させ、さらに魅惑の炒めモヤシを追加するとなると、やはり規定量をまもることは肝要である、なんて記憶が呼び起こされます。
しかし、数日たってから「あ、更新しとかにゃ誰も来なくなるわ」と重い腰を挙げてキーをたたきつつ「ラーメン」というキーワードをにらみつけても、グーとお腹が鳴るだけで更新には至らないという悲しい現実がここにあるわけで。
文章を打ちこむのは好きな作業のひとつなので、ソレ自体は苦にならないんですが、WINDOWSって起動に時間がかかるじゃないですか。
思い立ったが吉日!というタイミングでワーッと打ちこみに入れないのは少々つらい。
また、デスクトップ機しかないので、ちょっと気分を変えて別の場所で、という作戦に出れない。
ということで、PDA用のキーボードを買うことに決定しました。
パッとやってサッと打ってキュッと終わる、というイカした作業形態が実現できます。
しかも、どこでも。
ちなみに調べまわった結果、下のキーボードが欲しくてしょうがなくなりました。(WEBから引っ張ってきた写真です)
右の黒いのが折りたたんだ状態 |
こう開いて・・・ |
これが最終形態! |
このギミック!
めっさカッコイイじゃないですかい!
「いやね、俺様ってばイカしたナウなヤングでなんとなくクリスタルって感じジャン(なめんなよ)」と言ってはばからないオーラを感じずにいられません。
しかも、キータッチとかはノートPCに勝るとも劣らないという本格派。
本体側の単四電池x2で動くというのも、なんともモバイルしててグッド。
打ちこんだ文章データも、本体をPCにつないで速攻でテキスト形式に変換できるというのもすばらしい。
記者の人がインタビューの記録に使ったりとか、学生が講義のノートをこれでとってるなんて報告もありますので、そこそこ使用に耐えるスピードなのでしょう。
この折りたたみキーボード、熱烈に恋してしまいました。
急ぎ電器屋に向かいます。
売ってない事は無かったんですが、12800円という定価なのに安くても12600円。
うーん・・・本体が4900円だったことを考えると、どうしても踏ん切りが付かない。
そこでふと「オークションではいくらくらいかな?」と思い立ち、早速ヤフーで探してみました。
すると、2件ほどヒットするではありませんか。
しかも開始は1000円と2000円からです。
よし、こいつを落とすぞ!と堅く決意しブックマーク登録。
予算はなんとなく7000円までと決めて〆きりを待つことにしました。
で、いざ〆きりの15分前くらいに見てみると、もう5000円くらいになってました。
しかも、なかなか欲しい人が多いようで、入札履歴も結構アツイことになってます。
厳しい戦いになりそうな予感がしました。
様子を見ながら何回か入札してると、どうもギリギリで上をいく人がいるようです。
こうなってくると、タイミングが勝負。
〆きり数十秒前におそらくここだ!という値段を入札すると、無事落札できました。
ちなみに落札価格は6750円。
入札履歴を見ると、敵は上限を6500円に設定してたらしく、私の上限7000円作戦が功を奏した結果となりました。
いやー、ドキドキしましたよ、ホント。
最後のほうは、そのモノが欲しいのか敵に勝ちたいのかよく分からなくなってましたからね。
そのへんがゲームっぽくて面白いのもありますが、まぁ勝てば官軍というところですか。
出品者と連絡をとり代金の振りこみも済ませたので、あとは到着を待つばかりです。
あー、早く来ないかなー。
ワクワクして夜も寝られません。
おかげで昼間に寝てますが。
2001/12/11
いやね、俺様ってばイカしたナウなヤングでなんとなくクリスタルって感じジャン(なめんなよ)
というわけではありませんが、PDAとやらを買いました。
いわゆるパームトップなんとかってやつ。
大きさを比較すると、結構小さいです。
まんなかがPDA。
友達の絵描き連中が、これで絵を描いたりして楽しんでたんで、なんとなく欲しいかも、とは思っていました。
ただ、もともとスケジュール管理とかがメインの道具ですのでそんなにキッチリ絵が描けるわけでもなく、今は管理すべきスケジュールもないし、住所録もパソコンで管理してるし、メモもメモ用紙があればいいし、なんていまひとつ購買欲が閾値に達しなかったわけです。
そんな感じでいるとき、友達んとこの掲示板を見ると、「いい機会だから買うよ」というコメントとURLが載ってました。
URLをクリクリっと見てみると、そこは某Palm社のキャンペーン告知ページでした。
内容は、期間中、PDA端末を格安で提供いたします!というもので「12800円のものを4900円でどうぞ」なんて価格表示が!
よんせんきゅうひゃくえんです。
今時のガンプラも買えません。
家にある「突撃砲」という4500円の本とごっつくらい。
これは買うしかないでしょう!と思いましたが、一応どんなもんかチェック開始。
PCとの接続はどうなのか、使い勝手はいいのか、なにより絵描きソフトは入るのか、などいろいろ検討した結果、オールOKの模様。
シリアルコネクタが同梱というのは、シリアルポートが2つとも使用中(モデムと絵描きパッド)の私にはちょっと問題のような気がしましたが、なーに、かーちゃんのPCにシリアルポートくらいあらぁな!と半ば強引に納得し、購入を決定しました。
全国キャンペーンですので、だいたいどこの量販店でも商品さえあればその値段で買えるとのことでした。
しかし、キャンペーンの開始は12月1日だったので、客足の多い店では売りきれている可能性がある。
ということで、常に客足が少ないことで一部に有名なB○ST電器新宮店へ行くことに決定(笑)
意気揚揚と店の門をくぐり陳列棚を見ると、なんと期待の商品が見当たらないではないですか。
「好きモノの毒牙がここまで来ていたとは・・・不覚ナリ」とちょっと意気消沈しつつ、一応店員さんに在庫の確認なんかしてみました。
すると、「新宮店ではそちらの商品は入荷してないんですよ」というお答え。
置いときゃ勝手に売れていく値段設定なだけに、これは予想してませんでした。
もしかして、売れば売るほど赤字になるようなイワク付きのアレか?なんていぶかしんでみたりしましたが、まぁそんなの消費者としては関係無い。
「さぁ次はヤマダかはたまたコジマか」と考えていると、在庫確認してくれた店員さんが「あのー、3号線沿いのユメタウン横の店舗は2台入荷してるらしいのですが・・・」という地獄に仏的情報を教えてくれました。
しかし、現在あるかどうかは確認できないらしく、もしかしたらもうないかも、という注釈もいただきました。
私の脳裏には、俺のPDAに伸びる魔の手が見えたような気がしました。
これは急がねばならん!と調べてくれた店員さんに礼を言って指定の店に急ぎました。
店に着くと速攻でPDAコーナーに向かいます。
すると、ここにも俺のPDAの姿が無い。
「やっぱりすぐ売れちゃうんだよなー、この値段なら仕方ないよね。この分だともう手に入らないかもな」と再びブルーに。
一応また確認のために店員に聞いて見ると、「m100ですか?え?キャンペーンですか?」となにやら様子がおかしい。
入荷してると言われて来たのに、まさか誤情報?
さては店員が安さのあまり自分らで消費したのではあるまいな?などと考えていると、あっさり商品を持って店員さんがやってきました。
「いや、4900円になってましたね、ハハハ・・・」と、どうやら私が言うまでキャンペーンのことはサッパリ知らなかった模様。
レジ打つ時も「いやー、安いよなー」と店員同士で話してましたし。
ちゃんと商品のことは知っとこうね>B電器店員
ともあれたかだか5000円で購入した電子文具ですが、なかなかよろしいですよ。
ゲームを含めていろんなアプリケーションが入れれるし、さすがにスケジュール管理も使いやすい。
手書きの文字入力も慣れれば速いし。
気に入りました。
こうなってくると、やっぱりマイパソコンにつなぎたくなったり拡張したくなったりするのが人情です。
USB接続キットもあるらしいので値段を調べてみると、あらま3480円。
別売り折りたたみキーボードなんか12800円と、本体購入の値段をはるかに上回ります。
本体が安かっただけに、なんか納得いかない。
いくらで買ったか忘れた頃に買うようにしようと思います。
2001/12/05
進化の起源
こんど釣りに行くことになり、物置からクーラーボックスを引っ張り出しました。
そのクーラーボックスを買ったのは、確か私が中学生くらいのことですので、あらまあ15年選手。
しかし、クーラーボックスたるもの、取っ手が取れるとか割れると言うトラブル以外は考えられないものです。
私のは取っ手もないシンプルなものですので、なおさら壊れる気配すらない。
元は取りすぎるくらい取ったとは思いますが、これからも末永く使わせていただきます。
実はこのクーラーボックス、ちょっと小さめなのでキャンプなどには使用していませんでした。
まぁ釣り専用と言うわけ。
で、最近は釣りにも行ってなかったので、日の光を浴びるのはかなり久しぶりのはず。
存在すら忘れそうになっていたくらいですから(笑)
そんなクーラーボックスを引っ張り出し、鼻歌混じりで部屋に運んでいると、なにやらピチャッと水の気配。
ん?とさらにクーラーボックスを傾けると、ボチャボチャっと液体がクーラーボックスのふたの隙間から出てくるではありませんか。
「まさか・・・」と不安がよぎります。
先ほども書いたように、釣りに使っていたものですから、クーラーボックスの中に入れるのって魚じゃないですか。
そして、数年来使っていないという事実。
そこから考えられる結論はちょっと考えたくない。
とにかく、水がたまっていただけかもね、と自分に言い聞かせつつその液体のニオイを嗅いでみると、まぎれもない異臭。
しいて言えば、カツオブシが発酵して腐ったようなニオイ。
クサイです。
最悪の事態になりました。
なにかが中で腐敗してる模様です。
対処策として、クーラーボックスごと廃棄する、という案も出ましたが、想い出もたくさん詰まったクーラーボックス。
今やその思い出も腐敗臭まみれとなっていますが。
また、カミツブシオモリとか浮きといった釣りの小物も入っていたはず。
その小物は回収したいなーと思うと、やはり開けなくてはならない。
開けるからには戦っちゃろうやないかい!ということで洗浄を決意しました。
とりあえずスポンジ、洗剤はもちろんのこと、汚染源を封印するビニールも何枚か用意しました。
さて、どんなもんがでるのかなー、と恐る恐るふたを開けると、思った通り、なにやらビニールに包まれたものが入っていました。
しかもそれは、なにかの汁まみれ。
ウエーと思いましたが、ここまで来ると中身が気になるのも人情です。
カサカサと袋の中を見ると、入っていたのは・・・釣りの小物群。
サビキ2パック、釣り針1セット、ジェット天秤3個、バス用ルアー2個、ワーム2つ、ワーム用のフック4個、腐食の進んだ餌箱1個、これまたアルミが腐食し出したスピニングリール1個、という内容物が汁にまみれて入っていました。
この小物群に汁発生源はなさそうです。
さてはその下か!とビニール袋ごと出してみましたが、なにもない。
あるのは底にたまった結構な量の汁と、ゲル状のなにか。
とにかく洗剤を投入し、流水ですすぎまくり、洗浄完了。
汚いものは跡形も無くなりました。
おかえり、私のクーラーボックス。
しかし、何が原因だったのか。
家族に聞いてみても、だれもクーラーボックスは使っていないし、開けてもいない。
さすがに私も魚とかの上にビニールに入れたリールとか入れないですからね。
どう考えてもあのクサイ汁は自然発生した、と考えるのが妥当です。
水分は長年の湿気が蓄積したもので、臭かったのはちょっとは残ってる魚成分が染み出したのでは、という推測。
でも、それだけではあのゲル状の物質は説明できませんね。
ということで、あのゲル状のものは、その汁から発生した新種の生命体と考えるのはどうでしょう。
水分と汁の臭さをエネルギー源とし、さらに自分の排泄したクサイ汁で自己増殖を繰り返す。
なにかバクテリアの力を借りたりしている可能性も捨てきれません。
せっかくだからクーラースライムと名づけましょう。
そのサイクルは遅くとも、自己完結型の増殖方式なのでかなり厳しい環境でも繁殖できそうです。
核戦争後とかの地球を席巻するのは、進化の過程で自己増殖を可能にしたこのクーラースライムに違いない。
リスペクト!クーラースライム!
で、あなたのクーラーボックスは大丈夫ですか?
2001/12/01
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