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2002年12月 


ネットワークの地平

ネットワーク対戦型ゲームを友人に勧められて買ってしまいました。

Battle Field 1942ってやつ。

通称BF1942と言って、第二次大戦の激戦地で連合軍と枢軸軍に分かれて戦いあうというもの。

バーチャルサバイバルゲームってのが一番わかりやすいですかね。

ゲーム内では、スターリングラードの市街戦とかエルアラメインの砂漠戦、ミッドウェー島攻略戦などのマップを堪能できます。

で、そんなにゲームとかする人ではなかったんですが、自分でも信じられないくらいハマリました。

ホント、大変なくらい。

マジ、やばいくらい。

 

ネット対戦型は相手が人です。

ただ単に撃ち合うゲームといえばそれだけなんですけど、その中に人間くささが入り込んでくるわけです。

チームワークを乱すと嫌われるし、逆に見事な働きをすると誉めてもらえたりします。

AIと違っていろんなことをやってくれる敵と戦うのは、もう真剣勝負です。 

一瞬の気の緩みは死を意味します。 

死んでもしばらくすれば生き返るのがゲームのいいところですが、死にたくないじゃないですか。

ホントにちょろっと止まるとめっちゃ遠距離から狙撃されるし、闇雲に走るばかりだとこっちの弾が当たらなくなります。

その辺のさじ加減がいまだによくわからず、一人一殺という感じですかね、良くて。

一応、作戦終了後はスコアみたいなのが出て、優秀者にはメダルがもらえたりしますから、なるべく死なないでたくさん殺したい。

字面を見ているとえらい事書いてるような気がしますけど、まぁゲームの話ですからね。

危険思想とか思っちゃイヤよ。

 

何が面白いって、やっぱり人と遊んでる感じがちゃんとするというところです。

「敵の装甲車を発見!」とか「GG!(Good Game!の略)」とかチャットで随時流れてるし。

飛行機に向かってバカスカ撃ってると、なんか目をつけられて機銃掃射を執拗に浴びて死んでしまい、リスポーンしたあとに対空砲に速攻で走っていって恨みを晴らしてみたり。 

バラバラに攻めても埒があかないオマハビーチにて、誰か一人が「右から行こう!」と言った途端に上陸側みんな敵陣右側面に集中攻撃をかけ、一気に敵陣になだれ込み勝利を収める、なんてのもありましたね。

こんなドラマ的イベントが各所で発生してるわけなんですな。

こういうのが楽しい。

終わって敵も味方もみんな「GG!」って言ってたりすると、「あー、この試合(ゲーム)に参加できてよかったわー」なんて思っちゃいますよ。

そんな遊び場がディスプレイの向こう側に本当に存在していると言っていいと思います。

物理的なフィールドは存在しないけど、そこに人と人とのコミュニケーションスペースは事実存在しています。

また、いい人ばっかりではないところもリアルな感じがしますし(笑)

 

今まで掲示板をつかったコミュニケーションとかがいわゆるネットのコミュニケーションだと思っていたんですが、それって基本的にはリアルスペースがあり、それの付加的なものとしてあったように思うんです。

でも、今回の体験により、ネットワーク上だけで完結するコミュニケーションスペースってのもアリだな、としみじみ感じましたわ。

仮想現実世界でもこれだけたくさんの事を「体験」できるんですからね。

BB弾を撃ち合う実際のサバイバルゲームとかやりてぇなー、なんて思ってましたが、もうBF1942があればいいです。

手軽だし、十分面白い。

つーか、陸海空の相互支援を活用したサバイバルゲームなんて、現実世界ではありえないし。

 

今回、私が体験したのはいわゆるFPS(一人称シューティング)でしたが、俗に言うRPG系のネットゲームもそのような仮想なんだけど参加者にすればなんら現実と変わらない世界がネットの向こうにあるんですね、きっと。

一人の人間として参加できる世界というかフィールドって、現実世界だけじゃなく、いくつもいくつもたくさんあるっちゅうことですよ。

なんか妙にワクワクする反面、知らない世界も多いんだろうな、と少し寂しくもあります。

世の中のすべての事象を体験することは不可能。

さらにネットワークの存在によって、さらにその事象の数は増えていると。

でも、仮想世界ならではの喜びもありますし、今後そっちのほうはさらに発展進化していくでしょうね。

仮想世界の体験度が上がるに連れて、人間の経験することは仮想的なものの方がより多くなっていっちゃうかも。

人間が電子化するのもそんなに先のことではないかもしれない、なんてちょっと思ったりしてみました。

さらに、電子化した人間って電源が落ちたらどうなるの?「えー、おまえまだニッカドなの?」なんて電源の形態による差別とかが起こってみたりするのかね、などと考えが変なほうに行きつつあるので、今回はこの辺で。

 

では、いずれネットワークの向こうのフィールドで会いましょう。

ここもそういうフィールドと言えばフィールドなのかも。

あ、こんにちは(笑)

2002/12/27


デジタルテレビ買え?

2011年、地上波のアナログ放送が終了するのはご存知でしょうか。

いわゆるデジタル化なんですが、デジタル放送しか放送されなくなると今使っているテレビが使えなるわけで、自ずと強制的に買い換えさせられることになります。

おいおい、そんな強制執行みたいな話しってあるかよ!とか嘆いても決まっちゃったことのようで、これから徐々にデジタル対応型テレビに買い換えさせられ、2011年時点でのアナログ型テレビは駆逐される寸法のようです。

業界では焼け野原作戦と銘打たれて各戦場に秘密工作員が潜伏を開始、デジタル化を円滑に推進するために多種多様な非合法活動を展開する予定は無いようですが、ともかく今あるテレビは9年後には買い換えねばなりません。

 

ただ、あと9年持つテレビってあんまり無いかも。

最近のテレビの寿命、10年はないですよね? 7,8年持てば御の字、という感じじゃないですか?

そう考えると、地上波完全デジタル化が実施される前に、必ず一度はテレビを買い直すことになります。

そこで「どうせデジタル化になるんだから、デジタル放送対応のテレビにしよう」となる家庭も多いかと。

でもね、放送形態が完全移行する前に発売になったその放送形態対応商品って、中途半端な機能しか実装してないと思うんですよ。

多分、規格自体は決定していても、それをうまく使ったサービス形態なんてのは想像の域を脱しないし、ましてや使用感なんてまったくの空白。

そんな中で開発された商品に良いものがあることはまれです。

基本的にゼロに近いんじゃないすかね。 少なくとも私はそう思います。

 

デジタルものに買い直すしかテレビを見る方法が無いのか!?と私も少々頭を抱えましたが、そうでもないかもしれません。

ことは9年後。

テレビを見る、というだけのために、いちいちデジタルテレビ放送を受信することは必要ないかもしれません。

そのころは各家庭に光ファイバーあたりの高速回線が引かれてるのは間違いないと思うのですわ。

もしかしたらもっと高速の回線が、有線もしくは無線で実現されている可能性も低くは無いと思います。

当然、家電も俗にいうネット配信サービスを利用するのが普通になっていることは容易に想像されますから、ネットで配信されるテレビ番組を視聴する、つーのが普通になるはず。

今でもADSLなどを利用すれば映画などを見ることができるわけで、さらに回線の高速化、サービス利用の簡易化が進めば問題はないと思うし、デジタルテレビに買い換えさせるよりは自然な利用形態の変化だと思うんですがねー。

現在も家電メーカーの技術者の人らが、デジタル放送対応テレビの商品開発とかサービスの企画とかいろいろがんばってると思いますので、あんまり「そんなことやっても無駄かもよー」と言うのは心苦しいのですが、無駄かも(笑)

 

じゃあ、やっぱり今はネット技術者の時代?とか聞かれることもありますが、P2P技術が進めばいわゆるプロバイダ業は職を失うとかいう話もありますし、なにが安定するかは神のみぞ知るかと。

あ、葬儀屋と産婆と兵隊は職を失わない、っつーのがありますな。

人の生死は今後なくならないので、それにかかわる仕事が一番かも。

でも、子供のアンケートで将来なりたい職業ナンバーワンが葬儀屋ってのも健全な社会とは思えませんな。

そもそも健全な社会とは一体なんなのか。

信仰する宗教ではない祭りの日を理由に、国民総出でサカったり鶏肉に群がったりする社会は健全なのか。

まぁ三大欲求の二つにまい進してる時点で、生き物としては正しいような気がするので、よしと(笑)

2002/12/25


環境整備計画発動しますた

私の車のカーコンポはカセットテープ仕様です。

コンポ自体は二回ほど壊れて交換してますが、CDは音飛びしそうで埃に弱そうなので却下、MDは家に録音環境がないので却下、結果としてカセットなやつを買いなおしつつ現在に至ります。

「テープは音がダメだ」とか言われますけども、私のジムニーは幌車なので常時バタバタ言ってますから、音にこだわってもしょうがないし、今まで作ったテープ資産が大量にありますから音源に困ることもあまりない。(新譜とかあまり興味ないので)

で、まぁこのままでいいかーとのほほんと使用していたんですが、最近になってたまに音がおかしくなる現象が発生するようになりました。

音の感じからして、プラスチックがこすれ合う感じの音で、特定のテープで発生しやすいようなことを発見しました。

推測ですが、最近のカセットテープって安いから製造精度もあんまり高くなく、素材も耐熱を考慮なんてしてなくて、カセット自身に歪みが生じ、デッキの駆動部分とこすれ合ってしまうのではなかろうか、と考えました。

 

まぁ今時テープってのも何だし、やっぱCDデッキに変えようかな、なんて考えてみたりもしたんですが、なんかCDを車に積むってのがイヤなんです。夏なんか熱で変形しちゃいそうじゃないですか。

また、一枚ずつ入れるタイプは入れ替えがめんどくさそうなので却下する方向になるから、やはりCDチェンジャーが必要になると思われるものの、雨漏りとかする車にはCDチェンジャーってどこに積むの?防水仕様のチェンジャーでもあれば別ですが(笑)

またカセットのやつ買うかー、と半ばあきらめかけたんですが、家にあるカセット録音に使用しているCDラジカセのデッキ部分が壊れていたことを思い出しました(笑)

今後カセットを聴いていくためには、そのラジカセの修理代と新規に激安カセットコンポを買わねばなりません。

そこまでしてカセットにこだわる理由もないし、CDもRに焼いて車載用のを作ってやれば被害はないわけだし、安いCDデッキにしようかな、とも考えましたが、ここにもまた問題が。

最近、車でよく聞く音楽は、友人のバンド「The Camps」のライブものであることが非常に多く、そいつはカセットメディアしか存在しないので、カセット環境をなくすのはちょっと困るのです。

「じゃあカセットデッキしか選択肢無いじゃん」と結論づけたとき、天の声が聞こえました。

「外付けってのはどうかね」

 

そうです。ポータブルタイプのCDプレーヤーを今のデッキにつなげば良いのです。

そう言えば、今のカセットデッキを取り付けるときに、裏にピンジャックがあったのを思い出しました。

手を突っ込んで触ってみると、確かに二個空きのピンジャックが存在しています。

表にもAM/FM/EXという切り替えがあり、当然EXは外部入力だろうから、ポータブルCDプレーヤー(以下PCDP)の出力をそこから入力してやるだけで問題なさそうです。

しかも、今時PCDPってMP3が聞けるようになってるのがあるんですよ。

好きなCDをMP3に変換してやれば一枚のCD-Rに数百曲入れることが出来るので、いちいちCDを入れ替える必要は無くなり、PC上にデータさえ残しておけばCDの熱変形も気にしなくて良いし、メディア自体も今は激安なのでコストパフォーマンスも抜群。

もうその方向しかない!

 

そう決めたらネットで情報収集。

MP3対応PCDPってほんの最近出だした商品カテゴリーのようで、種類はそこまで豊富じゃないです。

どちらかというと、PC関連商品であり、シリコンプレーヤーの一環として認知されている感があります。

そんな中、目を引く商品がありました。

ごく最近発売になった松下のPCDPなんですが、「めっさ薄型!めっさ長い再生時間!」が謳い文句もの。

車に積むのが主目的ですから、大きさはあまり関係ないですが、小さければ新幹線で旅行なんかするときとかにも使えそうでちょっと良さげ。

再生時間が長いのはそれに越したことは無いし、この機種に限っては一番長い機種で内部充電池と外部電池パック併用で120時間(!)再生可能とのことなので、事実上外部電源を必要としないのもよろしい。(車の電源アダプターが要らないから)

現物を見に行っても、ホントに薄型でいい感じ。

某にちゃんねるで「音が悪い!」とか「曲の途中で一時停止できない!」とか「リモコン使いにくい!」とか「東芝のドライブで焼いたCDが読めなかった」とか悪評があるようでしたが、リモコン問題以外は私は気にしないところです。

 

最終的に「1万円くらいの韓国製 機能的に十分」か「1万5000円の松下製 長時間再生が売り」の二機種に絞り込み、さんざん悩んでいたところ、急遽新田原航空祭への出撃が決定。

いそいでどちらを買うか選択を迫られました。

安い方を買いそうになりましたが、「やっぱ長時間再生出来た方がいいよね」ということで松下製のを購入。

SL-CT700ってやつです。(赤いの)

最上位機種ではないけど、WMAは使わないから要らないし、再生時間は85時間なので十分と判断しました。

ちょうど安売りで13500円になってたし。ポイント還元13%とお得だったし。

 

早速家でテストしてみると、なかなか良いですよ、これ。

MP3でよく聞きそうな曲をCDに入れていくと、200曲くらい楽に入りました(笑)

下手なチェンジャーより入るっすね。

リモコンもそこまで使い勝手は悪くなく、音もどうせMP3なので全然OKなレベルだし、なんと言っても通常使用環境においては事実上電池が切れない、というのが安心できます。

久しぶりに「買って良かったグッズ」を買った気がします。

実際にバタバタ揺れるジムニーで800キロほど高速を走ったけど、一度も音飛びする事がなかったのは正直驚きました。

唯一欠点としては「ランダムに再生はするけど、シャッフルではない」というもの。

たまにヘビーローテーションになります。(笑)

元プログラマーとしては、「そんな機能も実現出来なかったんかい、このヘタレ!」と松下社員の怠慢を追求したいところですが、総合的にはかなり気に入った商品なので、今回はコレくらいで勘弁してあげます。

 

あ、そうそう。

実際に車に搭載したのは新田原基地に向かう日だったんですが、PCDPのラインアウトからカーコンポのピンジャックにつないで、コンポのEXスイッチをポチッとな!と押しました。

コンポの表示がFMのままです。

「あれ?」と思い、マニュアルを引っぱり出すと、「EXボタンにはFMに設定した6局の他に、1局記憶出来ます」との記述が。

よく聞くラジオを設定するってことですか?そんな機能イランっちゅうねん!

そこでハッとしました。「じゃ、じゃあ裏の端子は!?」

手に汗握ってるのでページをめくるのは楽なんですが、ページをめくる手に力が入ります。

ありました。

「裏面のピンジャックからパワーアンプなどに信号を出力できます」

がーん。

出力かよ!

ちょっと気が遠くなりかけましたが、宮崎で友達との待ち合わせもありますし、プレーヤーはすでに買っちゃってるので、とにかくつなぐやつを買わないと。

ヤマダのポイントが3000円ほど貯まっていたのと、ルート上良い位置にあるので、いつも行くヤマダ電機へ急行しました。

 

友人からカセットの形したアダプターはいまいち音が良くないと聞いていたのと、ヤマダの店員からもカセットタイプは相性問題で使えない場合がなきにしもあらずだ、との助言をいただき、FM電波経由でPCDPの音をカーラジオで聴く、というFMトランスミッターに決定。

ヤマダの駐車場で箱を開けるのものもどかしくつないでみました。

受信側のラジオの周波数を固定、送信側のダイヤルで同調させると・・・おお、ちゃんと聞こえるじゃんか!

と、調整ダイアルから手を離すととたんにノイズに(笑)

その構造上、送信側で周波数の固定が困難なようです。

「・・・使えねー!」

そう結論づけるが早いか、速攻でヤマダのレジに戻り使用に耐えない旨を伝えると、カセットタイプとあっさり交換してくれました。(

なんか書類は書いたけど)

音が悪いと聞いていたのであまり嬉しくはないですが、聞けないよりはマシかー、と渋々受け取りました。

で、使用してみると、相性問題も発生せず、音も全然OKなレベル。

なんたってカーコンポ自体が4000円で買ったものだし、聞いている音源もMP3なんで、そこまで違いが分かるはずもない(笑)

 

ちゅうことで、雨漏り、振動、騒音、の三重苦長距離ドライブもなんか楽しく遂行できました。

たった一万数千円のグッズですが、ものすごく車の環境が変わったような気がします。

実際には「今聞く気分じゃない曲がかかっても飛ばすことが出来る」という機能が付いただけのような気がしますが。

それすら出来なかった今までの環境がひどすぎるんでしょうか。

「ラジオだけよりマシ」という価値基準は誤りでしょうか。

そもそも幌ジムニーですべてこなす、ということが間違いなのでしょうか。

結論はとうに出ているような気がしないではないので、この辺でお開き、と(笑)

2002/12/10


大賞の対象

今年の流行語大賞って「タマちゃん」らしいっすね。

まる子の友達のメガネっ子ではなく、夏あたりに多摩川に突然迷い込んだアザラシのことですな。

あのニュースを見たとき、大騒ぎするマスコミと一般ピープルにとりあえずあきれました。

「多摩ちゃーん!あ、こっち向いた!キャー!!」みたいな人を見ると、その背中をポンと押してそいつを多摩川に落っことし「おまえは今日から多摩ちゃん二号じゃ!」と銘々したい衝動に駆られたのは私だけではないはず。

確かにアザラシって愛嬌あるし、見ていて可愛いとは思いますけど、公共の電波を使って伝えるほどのモノでも無いでしょ。

なんか報道には「わざわざ遠い北の海から私たちの近くに遊びに来てくれた」みたいなニュアンスが感じられたような気がしますが、実際のところ環境汚染やらが原因で感覚器に異常をきたし、流れ着いただけなんじゃないかなー、なんて思います。

最近よく報道されていた鯨の砂浜での集団死なんかと原因は一緒で、ある程度の上陸活動が可能なアザラシだったので生き延びることが出来ただけ、ということなんじゃないでしょうか。

あんな汚い川の魚食ってとりあえず生き延びてたあわれな生き物っすよ。

最後の方に居た鶴見川って日本で有数の汚い川なんで、そんなところの魚食べてて永らえるとも思えない。

死体が出たなんて報道は無いですが、寄生虫とかに侵されて大変な状態になってたのは間違いないと思いますわ。

聞いた話では鶴見川にザブンと浸かった人は5分でジンマシンが出たらしいですからねー。

とりあえず海には出られたけど、激しく体調を崩して体力のなくなったタマは・・・ああ悲しい想像しか出来ない。

無事なはずはないけど無事を祈ります。>該当アザラシ

 

と言うような、あまり良い話ではないと思うんですよ。タマちゃん騒動って。

それが今年の流行語大賞だなんて、なんかねー。

まぁ、他には悲惨なニュースしか無かっただけなのかも。

実際、思いつくのって牛肉偽装とかムネオとか原発の証拠隠しとか気が滅入るやつばっかりですもんね。

こういう時にアメリカだったら「戦勝ムードでこの閉塞感みたいなのを排除する」という発想になるんだろうなぁ。

それでイラク攻撃なんですかね?

 

で、新聞に書いてありましたけど実はもう空爆開始してるらしいじゃないですか。

「帰還する機体にはすでに兵装は搭載されておらず、攻撃が実施されたことを物語っていた」って書いてあったし。

私が乗艦したリンカーンから発艦したF/A-18Eスーパーホーネットが、防衛攻撃とか言ってバカスカ爆撃してるわけです。

怖いですねー。

日本のイージス艦も戦線に投入されることになりそうだしねぇ。

「せっかくあるし、そろそろ交代の時期だし」とか言い訳してたけど、実際のところ日本のイージス艦のデータリンクシステムってアメリカと規格一緒なんでしょ?たぶん。

アメリカからしたら「戦線の一角を担う戦力」なわけで、攻撃されてるイラクからしたら「敵」になることは自明の理。

攻撃の対象になってもおかしくないんですよね。

日本人が血を流すことにならないとは限らないっつーことを、今回の派遣を話し合ってる人たちは分かってるんでしょうか。

前にも書いたような気がしますが、派遣するなら火力の使用制限とかは全部とっぱらわないとイカンと思うんですが、どうでしょう。

現場隊員A:「高速魚雷艇、急速接近中!識別信号によると味方のものではありません!攻撃許可を、艦長!」

現場艦長:「こちらの判断では攻撃できないのは知ってるだろう!今、日本の関連部署に確認を取る!ちょっと待て」

国会とか:「えー、現在、展開中の自衛官から緊急連絡が入りまして、攻撃の許可を求めて云々(以後質疑応答小一時間)」

敵魚雷艇:「インシャラー!ジャップのイージスはタマなしだ!一発も撃ってこないぞ!魚雷発射!」

現場隊員A:「魚雷発射を確認!命中まであと10秒!!」

といった悲しいシナリオになりませんように。

 

相変わらず何が言いたいかよく分からなくなってしまいましたが、これもここの味ってことで。

2002/12/5


お徳用は得なのか

アメリカ資本の会員制スーパーが近所にあります。

食品から電化製品、工具類やらキャンプ用品まで扱ってまして、結構安い。

安いのも訳があって、そこの商品は基本的に業務用って感じでごっそりまとめ買いもしくは巨大パッケージ、というスタイルが多いです。

例えばカレーのレトルトパックも3キロパックだったりします。

水枕みたいなカレーのレトルトパックなんて誰が買うんじゃ!と思ったりもしますが、カレーを家で作りたくない主婦とかがどどどーと鍋に開けてあっため、「今日はカレー曜日よ!」「お母さんのカレーおいしい!」なんて偽善的な会話があるのかも。

そんな商品群の中、超巨大なポテトチップを抱えたヤングミセスが「絶対お得だって!」と断言し、一緒に来ていた友達の主婦にもその超時空要塞ポテトチップスを買わせようとしていました。

 

お徳用。

この言葉に敏感な人は非常に多いと思います。

内容量を多くすることにより単位量あたりの諸経費を削減、結果として単位量あたりの単価が安くなる、というスタイルですね。

基準量あたりの単価を見てみると確かに安いのは間違いないんですけども、ちょっと待て、主婦。

その量を食うのか、と問いたい。

大家族で全員がポテトチップス大好き!というちょっとみんな顔あぶらぎって吹き出モノ満載よー的な家族ならまだしも、子供が一人か二人、あとは旦那とその嫁、という家族構成ならば、その超弩級ポテトチップスは過剰供給間違いない。

その後予想されるシナリオとしては、

  昼飯もすんだ昼下がりに昼ドラなどを鑑賞するシチュエーションで、お茶をすする際に「まだあのポテチあったわね。湿気る前に食べないとね」と、とりあえずそろそろ腰回りの肉が気になりはじめるそんな主婦ヨウコ35歳は、輪ゴムで止めてあった超大型空母ポテトチップスをおもむろにダイエーのカラー広告に広げる。(カラー広告は油が浸みにくいから)
  ざざざーと思ったよりもたくさん出てきたが気にしない。
  なんと言っても早く食べてしまわないと、湿気てしまってせっかくのお徳用が台無しになるのだ。
 クニャクニャのポテトチップスなんてコーヒーの入ってないコーヒーみたいなものだ。
  そして、なんだかんだで結局袋の中身全部食べ終えた主婦ヨウコ。
  その油脂成分はそのまま腰回りの肉にフェードイン。
 その後、ダイエット食品、なんかのサプリメント、スポーツジム通い、ダイエット特集本などなど出費はかさむようになるのであった。

みたいな。

あと、油モノのお菓子って、開けてしばらく経つと油が酸化して来て体にあんまり良くない、と聞いたような。ミノから。

実際、「窒素ガス充填!」なんてデカデカと書いてるくらいですから、開けたらとっとと食わないといけないものであるとは容易に推測することが出来ますよね。

他にもお徳用の食材っていっぱいありますけど、ホントに得するかどうかはその環境によることが多いような気がします。

気をつけましょう。

 

ただ、ホントにお徳用がお得な場合もあると思います。

でけえ冷凍庫がある家庭がお徳用冷凍食品を買うのは得でしょうね。

長期保存が出来ますから、少々残ろうが関係ない。

キロ単位で買う冷凍たこ焼きなどは幸せを運んでくれますし、うどんはやはり冷凍の讃岐に限るし。

 

題名の結論を出そうと思いましたが、難しいっす。

損なように取れば損だと言えなくはないし、得だと言い張れば得だと思える。

まぁその人の取りようということで。

私は飲み食いしたいときにそれが手元にないと強迫神経症に陥る気がありますので、やはり余るくらいのお徳用を買って在庫が切れるのを防止するクチです。

腰回りの肉も非常事態に備えての備蓄と考えれば無駄ではない。

ということで、お徳用推奨。

どんどん買ってどんどん食おうではないか!

そして豚のように太りやがれ(泣)

2002/12/4


大切な知識(か)

腕を組んでみて、どちらが上になるかで右脳型か左脳型か分かるそうです。

右手が上になったら左脳型、左手が上になったら右脳型らしい。

右脳型は直感的で左脳型は理論型と言われますよね。

私は思ってた通り右脳型。

あまり深くは考えないで行動するタイプなことが判明しました。

今までの行動パターンを振り返るとまぁ分かってはいたんですけど、どうも馬鹿っぽくてイヤン。

よく言えば、芸術肌だったりという言い訳もできるらしいですけど、なんとなく左脳型の方がインテリっぽくてうらやましい気がしてやみません。

「中学の頃までは頭良かったのになぁ。」と過去形で言う辺り、現在は馬鹿っぽいことを示していると言えます。

 

この右脳型と左脳型の話、どこかで聞いたなぁと思っていましたが、今を逆上ること十数年前に中途半端に聞いていたんです。

それは中学校の卒業式の日でした。

男子生徒は「誰か俺の第二ボタンを貰いに来てくれないかな」と淡い期待に胸膨らませ、一向にそんな気配がないことに気づく昼下がり重い足取りで家に帰る、という風に相場が決まっているあの日。

第二ボタンは誰も貰い手がなかったにもかかわらず自分ではずしてさも誰かに想われていた風を装い、それがばれて中学時代最後の罵倒を友人から食らうことも無きにしもあらずのあの日(笑)

担任の先生が「みんな腕を組んで見ろー。左が上だった人は手を挙げてー。ふんふん。じゃあ右だった人はー?ふんふん。」となにか思わせぶりに話を始めました。

「これで何が分かるかというとなー・・・・やっぱ止めた」と肝心なところで話を止めやがりました。

「センセー、それじゃナンかいっちょん分からんやん!」生徒一同ブーイング。

何かの判断材料だろう、ということしか分からないと、いろいろと想像をしてしまいます。

塩辛いモノが好きかどうかとか、将来的にビッグになるとかならんとか、婚期が遅れるとかその辺だろうか、はたまた、毛深いとか精力絶倫とかその辺?もしかしれレアな性癖の話だろうか、などと色々考えてみるものの、皆目見当も付かない。

今のようにネットで調べてーという手法が取れない1980年代のことですから、調べようもないし。

結局分からないまま十数年経ってしまっていました。

別に知らなくても良かったわけですけど、十数年来の疑問が解けるっつーのは気持ちがいいもんです。

でも知ったところでどうにもならない知識であることも否定できません。

飲み会のネタになる?などとも考えないではないですが、そこからアカデミックな話に持っていく関連知識も持っていないので「まぁその話はこの辺で云々」と話をどこか違う方へ持って行かねばならないことも明らかです。

数十秒間程度なら話はできそうですが、某管理人の大好きな合コンなどでは屁の突っ張りにもならないネタです。

そこから話を膨らませることも能力なのでしょうか。

たぶん右脳型には無理な展開のように思えるので、私は無理はしません。

最初から自分の得意分野でブイブイ引っ張っていこうと思います。

例えば

「第二次大戦中に存在した航空戦艦「伊勢」は後部が飛行甲板で前部が戦艦、という奇抜なスタイルで格好良い印象があるけれど、今のように垂直離着陸できる航空機(ヘリコプターとかハリアーとか)が存在しなかったから、あまり意味がなかったのだ」

「最近のアニメのテロップを見ていると制作現場にアジア各国のマンパワーがかなり浸透してきているから、「アニメは日本の誇る文化である」と言えるのもそんなに長くは続かないだろうね」

「10年前のバイクはどこら辺から壊れてくるか知ってるかい?」

「芋焼酎飲んだくれた次の日、寝ていた部屋は芋畑の匂いがするんだぜ」

「風の谷のナウシカのコミック本、初版の頃は330円だったけど、今は380円になってるよね」

「香椎の三日月山のあたり、ある方向から見たらカリオストロの城のクラリスが横たわってるシルエットに見えるらしいぞ」

あー、ためになる話ばっかりだ。

こんな話で良かったらどんどんしますので、飲み会誘ってください(笑)

2002/12/01


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