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2002年9月 秋がくるぞー。 太りやがれ。


色味の個性と協調性

「おひさしブリーフ」

こんな挨拶をどこかの掲示板上で見つけました。

そこはかとない脱力感がナイス。

リピート アフター ミー NOT

 

話は変わり、この間、天神(福岡きっての繁華街)の大通り,、一番でかい交差点にて赤信号に引っかかった時のこと。

たまたま横断歩道のすぐ前で止まったので、さっそく横断歩道人間ウォッチング開始ー!

「んー、やはり福岡の美人率は高い気がするのう。 やっぱ芸能人が多く排出されるのもうなずけるのう。」とか、「んー、最近の女の子は足が長いのう。 股上の浅いズボンのせいだけではないのう。」とか「んー、最近の女の子はおしゃれだのう。 化粧がうまい女にはだまされるかも知れんのう。」とか、「んー、やっぱり最近の女の子の服もユニクロかのう。 ユニクロのペアルックはなんか寂しいもんがあるのう。」などと、文化人類学についての考察を深めます。

ミニスカートでバイクの後ろに乗ってる女子高生のもも肉に釘付けになったりもします。

一応、フライドチキンファンなので。

と、そこで気がついたのですが、女性の髪が黒くない。

とにかく、みーんな茶髪。

エブリバディ、ブラウン。

Everybody was Mr.Brown.

みんな、ブラウン氏だった

 

そんな脳内分岐の紹介はさておき、ホントにみーんな茶髪でしたねぇ。

おばちゃんになると紫色などといったチャレンジも可能なようですが、ともかく女性の黒髪ってのはもはや希少価値バリバリって感じね。

しかも、個性的な色味の人ってのはほとんどいなくて、均一にキャラメル色系の茶色。

みんな同じような茶色。

同じような髪型。

ちょこっとは違うのかも知れないけど、あんまりみんなと同じすぎて、なんかバカみたいに見えてきました。

「だってー、みんな茶色にするからー、やっぱマイ子も茶色にしようと思ってぇー、なんかー、染めたっつーかー、」みたいな発想で染めたのか?なんて邪推してしまいます。

みんなと同じじゃないと!という強迫観念にも似たファッション業界の呪いのようなものを感じた次第です。

人と違うのが怖いっていう、日本人の村八感情がそうさせるのでしょうかねぇ。

徳川幕府、恐るべし。

 

あ、別に茶パツ自体がどうのこうの言うつもりはないです。

昔、茶色い髪の人が少なかった頃は茶色い髪もカッチョヨイ対象だった気もします。

その特異性を逆に誇示する勇気も含めて。

「みんなと同じにするために」の茶色は、ちょっとカッコワルイかもー、という話。

髪と言うよりエテ公の体毛に近いNORI君なんて、なかなかの勇気ですよ。

かっこいいかどうかは別にして(笑)

ちなみに私は白髪がいいあんばいに増えてきて、グレーヘアーに近づいてきました。

ダンディなおじさまを目指しましょうかね。

三十路から(泣

2002/9/25


珍格車、世にはばかる

最近、ウィンカーを出さないで交差点を曲がる人が多くないですか?

とある大きな右折レーンでは、ざっと2割の人が全くウィンカーを点けてませんでした。

そこらへんを走っていても、右左折時にウィンカーを使用しない、もしくは直前にチョビッとだけ点けて曲がっていく通称「曲がってますウィンカー」が非常に多い。

正直、事故の元です。

アンタがどっちに行くのかなんて、俺は知らん。

勘弁してくれ。

 

そのような行動を起こす輩は、どういう行動原理をもっているのか考察してみましょう。

ウィンカー不使用率は、特に若い輩に多い。

さらに、ちょっと変な車に多い気がします。

例えばSUTERUSU号みたいな感じで、色としては黒、白、金のトリコロールなんて最高。

基本的に、そのような変な車両を好む傾向がある人には、イキがる、強気を装いたがる、ヤン○ー(ヤンマーではない)が格好いいと思ってる、という要素があると推察されます。

また、大変人目を気にしがちであることも重要な要素です。

格好良く見られたい。

これが彼らの基本的行動原理であります。

彼らが思うところの「格好良さ」はちょっと珍妙だったりするのですが(笑)

 

まあ、その珍妙な格好良さ、略して珍格を誇示せんと日々努力を怠らないわけです。

そんな彼らの珍格誇示ステージは、やっぱりアスファルト上ですよね。

「みんな見てくれ! 俺様の格好いい姿を!!」と珍格車がボオウとイカした排気音で走り去る。

個人的にはプッと吹き出してしまう瞬間ですが、まぁ趣味は人それぞれですからね。

そんな話はさておき、珍格を誇示せんと日々努力を怠らない珍格車ですから、ちょっとした勇気の誇示というのも大切なはずです。

やっぱりヒーローというものは壁や障害を、勇気を持って乗り越えていくものですから。

ということで、

男:「マー子、俺、今からウィンカーなしでこのコーナーを征服(曲がる)するぜ」

女:「なんか今日のミー君、男らしいカモ・・・」

と、プチ勇気を前面にアピールし、異性のハートをくすぐっているのではないか、と思うのです。

そんな感じでくすぐられる異性もどんなもんか、と思ってしまったりするのですが、人それぞれと言うことでお茶を濁してみたり。

 

急な車線変更も、障害者スペースに駐車するのも、黄色信号で突っ込むのも、みんなプチ勇気を誇示しているのではないでしょうか。

そう考えると、「あー、またプチ勇気を誇示してるよー。バカだなー。」と思えて、そうそう腹もたちません。

「最近、路上でのマナーが悪化してるのを見るたびにイライラして胃に穴が空いた」とか、「ウィンカーを点けないで曲がる車を見ていたら、無性に腹が立ち、そのまま車で突っ込んだ」というナイーブな方は、上記のように思えば気にならなくなると思われます。

健全な精神のためにも、是非(笑)

2002/9/23


あなたの知らない世界(たぶん)

そろそろ伸びきったと思われるバイクのチェーンでも交換してやろうかなぁ、と訪れたバイク用品屋さんにて、「前年モデル冬ジャケット半額!」の文字が目に飛び込んできました。

とりあえず値段をチェックしに行くと、元々が2万数千円のものが多くぶら下げてありました。

ということは、1万数千円で冬物ジャケットが手に入る寸法になります。

もともと、私はバイク用の冬ジャケットは持っておらず、革ジャンでなんとかしていました。

しかし、バイクで革ジャンってかなり寒いんです。

革が冷え切ってしまうと、なかの薄い綿では保温もクソもないんです。

結果、冬は寒いから乗らないもんねーという軟弱路線を走ることになっていたわけです。

 

バイクでの寒さ対策には、強い風をシャットダウンして雨でも平気な表面生地と、暖かい空気を保持する効率のいい綿を組み合わせたハイテク素材ジャケットが最適らしいのは知っていました。

が、やはりそんなにバカ売れする商品でないし、素材的にも高価なものなので、それなりの値段になってしまい、どうも買いきらんやった。

しかし、今回は半額。

高ければ高いほど得をする計算です。(嘘かも)

また、売れ残っていたのも黒とか紺とかグレーといった地味目の色合いのものが多かったため、「普段着にも使える」というさらにお買い得要素も加わります。

もう、買・わ・ず・に・い・ら・れ・な・い♪(山本風)

 

サイズ別に分かれている一番エンド側、そう、一番大きいサイズのところを物色します。

身長が186センチ、しかもさらに手が妙に長いため、私の体にフィットするジャケットってのはなかなかお目にかかりません。

しかし、在庫処分セールなだけあって、今回の品揃えはバッチリ。

OとかXOなんて言う、でかすぎるのが残っている。

まぁ身長分布偏差値でいうと、75とかになるゾーンに私はいますからね。

要はそんなでかい人間で、しかもバイクに乗ってて、しかもこの辺りに住んでいて、しかもこの1年間に冬物ジャケット、しかも地味目のやつを買おうと思った人、というのが少なかったわけでしょうな。

 

ときに、XOとかOって普通の人は知らんと思われます。

S<M<L<O<XO

こんな図式らしいです。

Small、Midium、Largeの頭文字なんだろうけど、Oってなんですかね。

Oversize、Out of order.このへんですかねぇ。

まさかおおきいのOってことはないですよね?

ま、そんなことはさておき、OとかXOのジャケットを物色中、同じものだけどサイズが違うものが発見されました。

しかも両方とも着られそうなO,XOの二種類。

在庫処分ではなかなかないシチュエーションです。

なんども着てみては「Oはフィット感が強いから、バイク用には良さげな感じがするけど、重ね着することを考えるとXOのほうがいいかなぁ・・・」などと悩んでましたが、XOのやつが「袖が長くて先端が手のひらの半分まで行く!」という希に見る袖の長さに感動し、購入を決定。

チェーンの予算はジャケットに化けました。

ま、チェーンはもちょっと保つだろ。<楽観

 

そうそう、XOの上にZOってのがあるの、知ってました?

デブ用に横幅が太くなったものらしいです。

生地を多用する分、値段が高くなるといういわく付きのシロモノ(笑)

カッパを買うとき、着膨れした上に着るかもしれん、ということでZOを買ったことがあるんですが、そりゃもー太いッたらありゃしない。

上着は着膨れした上に着るからそうでもないですが、ズボンの方は大変なことになります。

太ももとか余りまくりです。

こんなのがフィットする人間にはなるまい、と思いましたが、最近禁煙してからと言うもの、飯がうまくて大変です。

あのカッパがフィットする日も遠くないかも知れない。

2002/9/21


加速度的進化の先は

下のニュース、ちょっとビックリしました。

Maxtor、320GB/250GBの大容量HDD「MaXLine」 〜平均故障間隔は100万時間以上

とりあえずその容量のでかさもさることながら、「故障間隔100万時間以上」って、アンタ。

年に直すと114年。

いま買っとけば、死ぬまで、いや、子供の代まで使える計算です。

すごい時代になったものですな。

 

昨今のパソコン関連というか、コンピューター関連技術の進化は加速度的にすさまじくなっています。

その辺をざっくり表にすると

時期 HDD容量相場 CPU速度相場
1980 このころそんなものは無い 8MHzとか
1991 40MB(外付け) 25MHz
1995 350MB 100MHz
1997 4300MB (4.3GB) 266MHz
1998 10,000MB (10GB) 450MHz
2000 40,000MB (40GB) 800MHz
2002 80,000MB (80GB) 2,000MHz (2GHz)

とりあえず、こんなかんじ?

自分の周りでのサンプリングなんで、とくに基準などはないけど、一般的な感じだと思います。

これを1991年からのグラフにすると、

このように、CPU、HDDともにスペック曲線はぐんぐん上向き。

どこまで行くんじゃー。

パソコンを使用する人間は、終わりなき投資が必要って感じスカ?

すでに私のPENV-550MHzは過去の遺物?

セレロン2GHzがもうじき一万四千円で買えるだと?

「新しいパソコン欲しいなぁ」って思うけど、サラ金で借りてまで買うほどバカじゃない。

 

HDD容量の方はグラフの傾斜が一定になりつつあるように見えますが、それでもその増加率は年間20GBの増加率があります。(すげー乱暴ですが)

ここまで踏まえて、最初に紹介したHDDが100年後どのような位置にあるか考えるために、そのころのHDDの相場を計算しましょう。

HDD容量変遷グラフから計算すると、100年後の2102年当時、一般的なHDD容量は2,000GB、通称2TBとかになっちゃいます。

y = 20x + 40 で出ますよね。

(たぶん、そんな緩やかな増加とは思えないけど、まぁとりあえずこれ以下は無かろう、という程度に見てください)

そのころ稼働する300GBのHDDは、2GB時代が到来したときの300MBのHDDと同じ扱いになるのは明白です。

まぁ良くてバックアップ用として活用されるか、タンスの肥やし。もしくはプリンタサーバーとか適当なマシンに使用されるのがオチでしょうね。

そのころは映画とかもギガバイト単位でダウンロードして見るんだろうし、電子マネーも確立していろいろ便利になるんだけどサイバー犯罪が増えてセキュリティに大枚はたきつつ、ワン切りとか布団販売みたいな詐欺商法とかはあいかわらず横行してるんだろうなぁ、などと考える今日この頃です。

 

ともあれ、100年は持つ必要がないけど、長期間安心して使えるHDDという意味では素晴らしい。

通常、2,3年でやばいと思った方が良い、なんて聞いたことありますもん。

HDDクラッシュで目の前が真っ白になる人は後を絶たないし。

ちょっと高いけど、次のPCには安心のために装備しようかな、なんて思います。

まじでデータはお金に変えられない場合がありますもんね。

収集したエロ画像とかの話じゃないですよ!

HDDクラッシュして吹っ飛んだときは悲しかったけど(笑)

2002/9/12


命名アーキテクチャ

ある日、ケーブルテレビのある家で食事をごちそうになり、当然のようにお酒もいただき、そのまま居間で床に就こうとしていたところ、つけっぱなしのケーブルテレビでは懐かしのアニメが始まりました。

♪テッテーテッテーテッテーテッテー、テレレレテー♪ やるぞペガース、賭けろテッカマーン♪ でおなじみの「宇宙の騎士テッカマン」です。

知ってます?

私は見た覚えはありますが、ストーリーとなるとさっぱり覚えていない。

しかも、偶然にも第一話が放送されてるようでしたので、「これは見とかなイカンやろ」と鑑賞モードに入りました。

ナニ人か判断に困る顔立ち、不思議なデザインの町並みなど、なんとも懐かしさ炸裂な絵柄に興奮し、また動画が思ったよりも書き込んであったりすることに驚き、いかしたタイミングでのカット割りに感嘆しつつ楽しませたいただきました。

昔のだからってバカにしたもんじゃない。

ちゃんと一生懸命作ってたんですね。(当たり前)

 

そんな感動を味わいつつ話が進んでいくと、とある人物が登場しました。

むやみやたらとアフロな彼。

こんな感じの人↓

違うかも。

見ていた私も「あー、こんな人居た居た! えーと、名前なんだっけ? まぁ第一話だから名前くらい出るだろ」と、それほど気にせず引き続き見ていました。

そして、ついに主人公と初対面のシーンです。

いきなりケンカ腰。

「貴様!何者だ!?」と主人公に問われ、いよいよ彼が名乗りを上げます。

「オレぁ、アンドロー梅田だ」。

 

・・・え?

今、何と?

アンドロー、梅田?

なんじゃ、そりゃ!(爆笑)

しばらく涙を流してその辺を転げ回りました。

 

アンドロー梅田、アンドローウメダ、アンドローーメダ、アンドロメダ。

語源はすぐ分かるんですけど。

宇宙の騎士だし、なにか宇宙に関わる名前にしたかったんでしょう。

しかし梅田って。

バリバリジャパニーズやないかい。

あ、アンドローだからハーフか。

ってそんな問題じゃねー。

設定はテレポートもできるナントカ星の宇宙人のはずなのに。

梅田。

宇宙人「梅田」。

しかもアンドロー。

アンドリュー(注1)を思い出すなぁ。

 

あー、続きが見たかったけど、ウチはケーブルテレビは契約してないので2話以降は見られませんでした。

たぶんこれ以上の爆笑ネタは無いでしょうから、まぁいいか。

とにかく、昔のアニメはあなどれん。

 

(注1): Whamの片割れ。 いなくなった方。 解散時「レーサーなるんだ!」と言ってはいたが、さて)

2002/9/11


「教養」とはどのへんまでだ

故あって、公務員試験を受験してきました。

きっかけは新聞の記事。

「県の仕事に活力を!」という見出しで、なにやら県庁で民間企業経験者の募集の記事があり、コスト意識や経営感覚、柔軟な発想を県庁に持ち込んで欲しい云々書いてあったんです。

とりあえず貧乏性なのでコスト意識はあるほうかなぁ、とか、貧乏だから金回しには気を使ってるよなぁ、とか、柔軟な発想には自信があるなぁ、ということで応募決定。

年齢的にも引っかかるし。

不況な今は人気の職種だし、幸い定職には就いてないし(笑)

 

さてさて、応募して程なくすると、受験票が届きました。

受験番号は1800番台。

「センハッピャク番台!?」とりあえず驚きましたな。

だって採用枠って3人くらいなのに1800人以上の人が受験するなんて。

まぁ1番から番号を振ってないかもしれんけど、とりあえず狭き門にはかわらなそう。

さらに、試験の内容などを調べてみると、アンタ、教養試験の「大学卒業程度」ってとりあえず範囲全部かい!

案内によれば「社会科学、人文科学、自然科学、社会事情、文章理解、判断推理、数滴推理、資料解釈」が出題され、それって「国語(古文含む)、数学(連立方程式とか集合とか)、理科(化学、物理)、社会(地理、歴史(近代史含む))、英語、法規関係(憲法とかそのへん)」の模様。

あまりの範囲の広さと時間の無さに、努力を怠ることを決意。

だって例えば日本史で設問一つか二つしかないのに、年表とか覚えられんっちゅうねん。

定職には就いていないとは言え、単発仕事などはなんぼか抱えており、そんなに暇人でもありませんし。

基本的に教養という名の一般常識の試験。

一応は大卒だし、おのが才能で勝負することにしました。

ちなみに、「才能だけで勝負だ!」と、練習もままならず出場したトライアル大会で100台中80位くらいになった、という苦い経験

は、このとき思い出さないように注意していました(笑)

 

さて、過去問とか買ってはみたけど、一度も開くことなく本番当日。

いやー、買ったら安心しちゃうんですよね、参考書とか問題集って、ねぇ。<ねぇじゃない

とにかく今更ジタバタしても始まらない。

とりあえず起床してから2時間は脳の回転が上がらないから試験時間にあわせて2時間前には起床したし、途中トイレに行かないように昨日飲んだビールは出し終えたし、ジアスターゼを含む大根のみそ汁は飲んだし、血液サラサラに効果の高い納豆も食べたし、電動歯ブラシで歯を磨いて歯の裏側までツルツルだし、これ以上することは無いという状態で、いざ受験。

内容は、思ったほど難しいものではありませんでした。

懸念の日本史は、「金閣寺に代表される北山文化に当てはまるのはどれか? 1,観阿弥、世阿弥の能楽 2,雪舟の水墨画 3,日本庭園の枯山水、・・・」って感じでした。

一応、高校時代は日本史を専攻し、授業中は微分積分の問題集と格闘して通称ホリさんに怒られてたりした私ですので、

「確か北山文化は金閣寺みたくピカピカしたデーハー(当時)なやつだったから、水墨画とか枯山水みたいに地味なのは違うはずだー。
こっちは銀閣寺とかいいながら黒っぽくて暗いイメージの東山文化だね、きっと。
観阿弥世阿弥って確か派手な衣装でクルクルしてるイメージがあったなぁ。
だからたぶんコレ。」

と、一見適当なようで、正解してました。

(ちなみに調べてみると、水墨画でも明兆、如拙なんて奴らは東山文化だそうです。そんな人記憶にないけど)

まぁ分からんけど、たぶんコレ、って感じが多かったから、まぁ成績はそこそこでしょ。

で、そこそこじゃあ落ちる競争率なわけで。

ただ、一年間大枚はたいて専門学校に通って一生懸命勉強したにもかかわらず落ちた人と結果は同じだから、まぁ何というか得した気分に浸れないこともない、なんてことはないか。

 

しっかし、不況の世相を反映してか、実に沢山の社会人受験生がいたもんです。

見るからに「君は無理だろ」って方もいらっしゃいましたが、人は見かけによらないとも言いますし。

また、ビックリしたのは試験をブッチ切って来ない輩の多いこと。

試験会場では受験番号順に並んでたんですが、試験開始時、かなりの数が空席でした。

受験料とかタダだからって、社会人としてそれはあんまりだろ。

また、「あれ?午前中は誰か座ってたのに」と、午後の論文をハナからあきらめ途中で帰った輩も多数見受けられました。

午前中の教養試験の後、外で飯食ってると「頭から煙でそうだったよ〜」とか携帯に大声で話してる輩もいましたからねぇ。

受験資格として「民間企業の在籍経験5年以上」が条件のはずなんだけど、来ないとか途中で帰るとかはどうかと思います。

もうちょっと考えた方が良いのではなくて?(セイラさん風)

 

なーんて言いながら、結局私も逃げた彼らと結果は同じ「不合格」なんだろうな。

せめて、私の書いた論文で「ニヤリ」とでもしてくれれば良いが(笑)

2002/9/10


クジラに関する想い出

クジラ食いてぇ!とNY5番街で叫んだなら、きっと「信じられないことを叫んでる黄色い人間がいたよママ」、と遠距離電話でアイダホのビッグママに通報されることが予想される今日このごろです。

クジラの知能が高いのは知っています。

しかし、頭がいいから食べちゃだめ、なんて言うのは納得行かん。

だいたい、どこからが知能が高いというのか。

牛はバカだから食って良いのか?

イラクの偉い人はバカだから殺してもいいのか?

アホ言うやつがアホやねんという言葉を知らんのか?

人様の頭の上に核兵器を落としたおめーらの方がアンビリーバボーじゃアホう!

と、どうもクジラ肉、特に唐揚げフリークだった私としては、世界不思議発見とかでクジラの話題が出ると興奮さめやらぬ状態に陥ります。

なんたって学校給食で「隣の子のクジラの唐揚げが自分のより多かった」という理由で、大泣きしながら家に帰ってきた、というくらいですからねぇ。

捕鯨禁止を早く撤廃してくれないとストレスでどうにかなっちゃうよ。

そのときの責任はどうとってくれるのか、関連各位に聞いてみたいところです。

 

ともあれ、クジラって不思議な面も多々ありまして、どうやらクジラ一族にはクジラ語なるものが存在している らしいじゃありませんか。

しかも体格的にと言うか、その頭骨の形状をいかして超長波を発するので、すっげー長距離通信が可能とか。(長波は障害に強いし、水中ではあまり減衰しない)

「いまこちじゃオキアミ食い放題だぜー」とか、「昨日はすまなかった、俺が悪かったよ」、はたまた「君の尾ビレにフォーリンラブ」なんてのが飛び交ってるのかもしれません。

ロマンですね。

そんなクジラと言語の関係で、忘れられない事件が高校時代にありました。

当時、試写会に応募しては放課後いそいそと上映会にはせ参じる日々を送っていました。

3枚応募すれば一枚は当たる、というよき時代でしたから、新聞やらラジオ、テレビで情報をゲットしては送りまくってましたねぇ。

そんな試写会の中で、スタートレックのやつがありました。

 

そのお話の中で、地球人とは全くコミュニケーションがとれない、かつ超強力無比で地球のテクノロジーは全く歯が立たない宇宙人が登場。

意図してかそうでないのか忘れましたが、彼らは地球そのものを破壊もしくは丸ごとお持ち帰りしようとするんです。

地球人というか人類はアウトオブ眼中って感じで。

かのエンタープライズ号ですら手も足も出ない。

「あー、にっちもさっちもいかない! こりゃもう駄目だな、ミスタースポック! カトー、とりあえずワープ!」とあのカーク提督もさじを投げたかけたそのとき!

宇宙船の中に一緒に吸い上げられたクジラが、自慢の超長波通信で宇宙人とコンタクトをとって、あろうことか地球の危機を救ってくれた(ようだ)、みたいなくだりがありました。

とりあえず演出やら他の俳優たちの台詞などからそんな感じだったのは分かったんですが、肝心のクジラ←→宇宙人のコミュニケーション内容がさっぱり分からなかった(キョワー、キョエーってクジラの発する音しかしないんだもの)ので、なんとなくそのハッピーエンドは理由が不明だから腑に落ちん、と強く思った17の夜でした。

退場する際、試写会主催側のおっちゃんに「映画、どうでした?」と聞かれ(こういったインタビューは良くあってた)たので、「基本的には面白かったんですけど、最後のあたりでクジラがどういった内容を宇宙人に伝えたのか分かるともっとわかりやすくて良かったと思います」と答えときました。

 

ここまでは良かったんですけど、その後、横断歩道で信号待ちをしているとき、うだつのあがらなさそうな青年が声をかけてきました。

「あ、先ほどクジラの言葉がわからなかった、と言われてた方ですよね? 私、「クジラは言語を持っている」という研究を行っておりまして、あなたのような若い方がこの分野に興味を持たれていることに痛く感銘を受けた次第でございまして・・・」と熱く語りだしたではありませんか。

若かった私は困惑しました。

見た目、というか話す内容もそれなりにしっかりとインテリなのに、なんでそんな話になるんだ?

俺はシナリオというか演出上クジラの話す内容がわかりにくかった、という話をしただけで、実際のクジラが話す話さないはまったく関係ねぇ!と強く思い、「あ、急ぎますんでスンマセン」とクジラへのロマンを熱く語る若人(当時はきっと年上)をその場に置き去りにして、ダッシュで地下鉄のホームに滑り込んだものです。

 

あれから15年ほどたちます。

クジラの言葉が解析された、という報道はいまだありません。

声をかけてきた研究者っぽい兄ちゃん、努力たりないのと違うかー?

ま、がんばってください>クジラオタクの兄ちゃん

2002/9/8


なんか赤いね

ちまたで噂のアニメ映画をようやく見ました。

ナウシカで飛び出し、もののけでガツンと稼いだ監督のアレです。

千と千尋の神隠しってやつ。

ちなみに私は彼が関係している作品の中では、ルパン三世カリオストロの城と紅の豚と耳をすませば(監督はしてないけど)とかが好きです。

浮遊大陸やら飛行石が出るやつは、前半の冒険活劇は好きなんですが、後半の悪者が増長しすぎるくだりが嫌いでなんかイヤ。

無敵っぽいけど直撃弾でやられちゃうロボットもかわいそうだし。

ただ、あの飛行船だけど要塞になってる軍艦とか冒頭部の高架線路が崩れていくシーンあたりは「宮崎さん、真骨頂だね!」と思ってみたりもし、やはり紅の豚の空中戦シーンの機体の演出は右に出る者はないと断言できるんだけど、しかしあの機銃の曳光弾の色はちょっとねぇーと思わざるを得ません。

紫がかったピンクって、なんかリアルさに欠けるような気がするんですけど。

もしかしたらそっちの方が本当なのかも知れませんけど。

でもやっぱり曳光弾はオレンジ色って相場は決まってるような気がするんですけど。

うちにあるそれ系のビデオでは機銃弾はオレンジ色で写ってるんですけど。

・・・まぁこの話はおいといて。

 

ビデオのレンタルが開始してはや二ヶ月が経とうとしているこの時期になって、やっと棚にその存在を確認することが出来ました。(千と千尋のやつね)

過去に書いたMB戦争もMハヤの敗北をもちまして終焉を迎えたため、最寄りのビデオやさんはBスト電器系列のただ一店のみ。

(正確には弱小ビデオ屋の存在もありえなくはないんですが、まぁ会員じゃないし期待薄なのでレンタルリストから除外)

二軒がしのぎを削っていた時代なら、当然ターゲットとなるビデオの本数は単純に倍です。

そうなると借りられる確率も倍。

ナイスファッキンビデオシアターエンバイアメント!という感じだったのですが、弱小Mハヤはあえなく閉店。

我々に供給されるビデオの本数は激減してしまい、血で血を洗う千と千尋ビデオ争奪戦が開始されたのであります。

 

「さーて、そろそろあるかなー」とビデオ屋を訪れても、目測で80本ある千と千尋のコーナーは完売御礼。

売り物ではないけど、まぁ完売ってとこで。

しかたなく、「クレヨンしんちゃん もーれつ!大人帝国の逆襲」を借りてみたり。

ちなみにこれ、面白かったです。

ひろしSUNが活躍する前のあたり、怪獣への弾着の演出は見事だし、いろんな動きのキレも気持ちが良かったりします。是非。

 

そうです、千と千尋の話。

クレヨンしんちゃんを帰したついでに棚をみたら、二本だけあったんですわ。

速攻で借りて見た次第。

ジブリって相変わらずスゲーなぁ、という感想。

あと、DVDでは絵が赤い!と一部騒然としてるそうですが、VHSも赤かったっすね。

きっと昼のシーンのはずなのに、夕方っぽく見えてしまう。

もったいないなぁ。

コピーガードかけすぎて普通につないでもその信号を拾ってしまって赤くなっちゃう、って噂もあるけどホントのとこどうなんでしょうね。

映画館に足を運ばなかった我々への復讐なのかも知れません。

んなわけない。

2002/9/3


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